昨日、“里山づくりシンポジウム&君小まつり”に行ってきました。
君小とは君田小学校の事で、自分の住んでいる所から、東に向かい20~30分の村にあります。そこの小学校は茨城で一番児童数が少なく、14名しかいません
しかし、学校はすばらしく、中学校と一緒になっているのですが、一畝の田んぼや、畑、椎茸ハウス、炭焼き小屋、たらぼ畑(たらの芽)とうあり、グラウンドも400mトラック、そりすべり坂、スキーのゲレンデ、冬は田んぼに水を張りスケートまで出来、沢山の木々に囲まれ、すばらしいロケーションです。
午前中は、バスに乗り君田のすばらしい自然、
王塚神社、ここの杉とモミの木が樹齢500年以上経っており、木の大きさには圧巻でした。松岩寺の巨大な山桜、“代見桜”とも言われていたそうです。昔は稲の苗代にモミをまくときこのサクラが咲いてから蒔いていたので、苗代の代を取り呼ばれたそうです。それから滝山渓谷の大滝、でかい岩がゴロゴロしていてダイナミックな川と滝です。いやー近くにこんな所があったとは、、、、
一通り回って、学校に帰ってきて、お昼です、お昼は、父兄の皆さんが作ってくれた、豚汁とオコワ&小学生が学校の田んぼで作ったもち米を臼でついてくれた、きな粉もちです。美味しかったです。
午後は、体育館で里山づくりシンポジウム、お昼を食べてそちらへ向かうと、聞きなれないエンジン音と白煙が!近づいて見ると、マニアックな昔の発動機!いいですねーこういうの好きです
しかし最初はすごい白煙と匂いが、この発動機はなんと、灯油で動いてるんですよ、最初エンジンをかけるときはガソリンを使い、それから灯油に切り替えるそうです。昔は、ガソリンは高く、また、灯油は自分のうちでも保管できるので、利にあっていたそうです。周りの年配の外野は、“もうちっとガソリンの時にぶん回すんだ”とか、“そこのつまみを、回してみろ”とか、なつかしがっていました。
体育館に入り、先ずは児童達のかわいらしい合奏を聞き、それから発表会、これが小学生は君田の昔と現在の比較や地域資源の活用の発表でした。君田も昔は、林業や馬の生産でにぎわっていたそうですが、平成頃から住民が激減しました。木が外材におされ売れなくなってきたのでしょう、自分達の住んでいる旧里美村と同じような状況です。
小学生達も君田のこれからを考え提案していました。
その後は、日本大学 糸長浩司 教授の“里山を生かした持続循環型の暮らしづくり”の講演です。糸長先生は“パーマカルチャー センター ジャパン”の代表理事もやっており、私達がパーマカルチャーのクラスを取ったときの先生でした。私は糸長先生の里山を基盤に置いた考え方に以前から共感していましたので、今回の講演は楽しみでした。
これからの、里山の活かし方、また、そこに住んでいる人の考え方
また、高萩市は山から、海まですべて持ってる、これを生かす手はない
総合的に、里山を考えないといけないと、一つ目玉を持ってきても、それが終わったら終わってしまう
総合的な考え方で、里山を盛り上げていく必要があると学びました。