まったり~村お便り      No.73

2007年5月4日
ゴールデンウィーク、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?マッタリー村のある、旧里美村は近くに袋田の滝や滝川渓谷など、自然豊な観光名所があるため、大勢の観光客が押し寄せ、道路にはいつもより多くの車が通っています。それでも国道の周りには田んぼが広がり、たっぷりと水が張られた田んぼは湖のように、なだらかに波打っています。カエルの鳴き声はとても気持ちのよいものです。コロコロ鳴くカエルが大合唱したり、ゲコゲコあちらこちらから次々と聞こえてきます。雨の日などは道路をピョンピョン横断するので、ひかないようにするのが大変です。家の前も一面田んぼなので、少し暖かくなってきた夜に、カエルの声に包まれるのは、なんだかとても幸せな気分になります。昼間は湖のように水を張った田んぼの上をトラクターがゆっくり走り、水面を平らにしていきます。遠くにいる親戚や、いつもは働きに出ている若い衆が田んぼに集まり、田んぼの準備をしているさまは、なんだかとっても心が和みます。うちも早く、田植の準備をしなくては!田植お手伝いに来てくれる方、募集中です!!
さて、今回のお野菜は、


人参、葱坊主、花キャベツ、カブ、三つ葉、春菊、チンゲン菜、葉大根、サニーレタスです。人参は今回を持ちましてしばらくお休みです。白いひげが沢山出てきたのは冬場の休憩を終え、春になって次世代に命を残す為に栄養を土から多く吸収しようと人参が頑張っている証拠です。そのため人参本体の風味が若干変化しています。先日蒔いた種が大きくなるまで人参はお待ち下さい。葱坊主は食べられるとは驚きでしたが、ゆでて酢味噌で食べるのが地元の人の定番だそうです。少し白く斑点になっているのは、先日降った雹が直撃して少し削れてしまったようです。ニラも出荷できるかと思いきや、その斑点がだいぶ多かった為、今回はお休みさせていただきます。味見して出せそうでしたら次回お出ししますね。雹は7mmくらいのだいぶ大きい物で、その日は夕立が降り、苗にも水をあげようとハウスを少し空けていたら、いきなり雹に変わり、すぐ閉めたのものの、南瓜やキュウリの葉っぱに穴ぼこがいくつかあいてしまいました。生命力が旺盛なので、それでもすくすく育ってはいますが、里美の天候は侮れません。5月下旬も霜が降りたり、雹がふったりするそうです。あまり被害にあっていない三つ葉はお浸しや、お吸い物など。お吸い物は三つ葉をおわんに入れておき、その上から熱々の汁をよそうと風味としゃきしゃき感が生きます。サニーレタス、初出荷です。まだ若い柔らかい葉をお楽しみ下さい。(冬場の固い葉と比べてどうでしょう?)
虫の害を減らす為、青梗菜はしゅんぎくと、サニーレタスはキャベツやブロッコリーと一緒にいえています。レタスや春菊の香りを嫌って虫があまり近づかなくなるそうです。効果はまだわかりませんが、色とりどりで畑はかわいらしいです。
春になり、徐々に野菜の種類も増えてきました。こちらも少しホッとしてきましたがまだまだ気が抜けません。作業もおしてきました。いつでも農作業体験や畑見学に来てください。お待ちしております。
では皆様も、お体にお気をつけてお過ごし下さい。