2007年5月11日
ゴールデンウィークも終わり、周りでは平素の様子を取り戻してきています。まったり~村は連休中も休み無しで農作業に精を出していましたが、皆さんはいかがお過ごしでしたか? 連休中、知り合いや、両親が遊び?手伝いに来てくれて、いろいろと助かりました。
今は、定植(苗を育てていた物を、畑に植える)、畑に種まきがメインの作業です。その為に畑の畝作りも急ぎでやっています。どの種をどこに撒いて、苗をどこに植えるかなどで頭を悩ませています。今、蒔いた野菜を収穫した後の植える野菜や、場所の有効活用、連作障害(同じ科の野菜を連続して植えると病害虫が出やすい)など考えながら植えないといけないので、楽しいやら、頭が痛くなるやらです。また、田んぼの用意、鶏舎の拡張、放し飼い柵などやるべき事が、目の前に迫ってきていて、気だけあせって、頭が白くなってきています(笑) ま、なるようになるだろう精神で、日々こなしていっています。本当にこなしてっているのか??(村長)
さて、今回のお野菜は、
三つ葉、春菊、チンゲン菜、葉大根、サニーレタス(赤)、リーフレタス(緑)、おろぬきカブ、おろぬき水菜、はつか大根(赤・白)、ふだん草です。人参は前回を持ちましてしばらくお休みです。先日蒔いた種が大きくなるまで人参はお待ち下さい。チンゲン菜はだいぶ大きくなってきました。斑点になっているのは、先日降った雹が直撃して少し凍ったり削れたりしてしまったようです。味には影響が無いようですので安心してお召し上がり下さい。よく火を通すと株の部分など、トロリととろけます。スープ、炒め煮などお勧めです。雹は7mmくらいのだいぶ大きい物で、その日は夕立が降り、苗にも水をあげようとハウスを少し空けていたら、いきなり雹に変わり、すぐ閉めたのものの、南瓜やキュウリの葉っぱに穴ぼこがいくつかあいてしまいました。生命力が旺盛なので、それでもすくすく育ってはいますが、里美の天候は侮れません。5月下旬も霜が降りたり、雹がふったりするそうです。あまり被害にあっていない三つ葉はお浸しや、お吸い物など。お吸い物は三つ葉をおわんに入れておき、その上から熱々の汁をよそうと風味としゃきしゃき感が生きます。「おろぬき」とは、「間引き」のことです。この地方特有なのでしょうか?それとも色々な地域で昔ながらに使われていたのでしょうか?
虫の害を減らす為、青梗菜はしゅんぎくと、サニーレタスはキャベツやブロッコリーと一緒にいえています。レタスや春菊の香りを嫌って虫があまり近づかなくなるそうです。効果の程はまだ不明ですが、色とりどりの畑はかわいらしいです。背の低い雑草も、雨の跳ね返りなどを抑えてくれます。
春になり、徐々に野菜も成長してきました。農薬を使わない畑には虫もいっぱいです!菜の花畑はたくさんの蜂や蝶が蜜を吸いに集まってきています。(さらに菜の花を刈れなくなってきました・・・)昔の人は野菜を生では食べなかったといいます。たっぷりの水で洗ったりゆでたりして漬物やお浸しにしていたそうです。そういえば海外の伝統食でも生で野菜を食べる事は近年になってからとのこと。化学肥料の普及による部分が多いのでしょうか?また生で食べる場合も塩や酢をかけるのは、味より殺菌なのかも!?と思ってしまいます。最近「水使用は控えめに!」などと思い、茹でるお湯も洗う水もケチっていましたが、やはり昔ながらのやり方には何らかの意味があるのだと思いました。線虫を飼うと健康にもいいらしいですが、それでもやはり自然から頂くものは多少人間に合うよう、手間をかけてあげてからいただきたいと思いました。皆さんも豊な自然と虫さんに会いに、いつでも農作業体験や畑見学に来てください。お待ちしております。では皆様も、お体にお気をつけてお過ごし下さい。