まったり~村お便り      No.76

2007年5月23日
そろそろ6月ですね、最近は半そででも作業が出来るくらい暖かくなってきました。まったり~村の農園は、一面に草が生えてきて、最近は草刈作業も毎日の作業になりました。草を刈って土手や畦が綺麗になり、その刈った草をコッコちゃん(鶏)にあげる為、卵も美味しくなると一石二兆なのです。これもまた循環です。しかし、草は全部刈らないで、野菜を食べる虫を捕まえてくれる益虫の住処になるように残しておいてあげてます。ヨモギやカラスノエンドウは、アブラムシを食べてくれるテントウムシの隠れ場兼餌場になりますし、カラスノエンドウや、クローバーはマメ科の植物で、野菜に必要な窒素分を空気中から土に運んでくれます。雑草も色んな役目があるんですね。上手く共存しながら、美味しくて、農薬、化学肥料を使わない安全な野菜を育てていきます。(ひろ)
         
さて、今回のお野菜は、にら、小カブ、べかな、はつか大根(白雪)、水菜、葉大根、三つ葉、春菊、サニーレタス(赤)、リーフレタス(緑)です。こかぶは表面があまり美しくはありませんが、口当たりなめらかで、皮ごと軽く塩もみにしたらとっても甘くて驚きました。べかなは柔らかくさっぱりした味わいなので、おしたし、味噌汁の具などのほか、浅漬けや、一番美味しい食べ方は、“とりあえず巻く”です。おかずの下にしいて、なんでも巻きます。この間はオカラの炒り煮を巻いたらべかなを主役にしたときより味が活きました!脇役で映える野菜のようです。はつか大根も塩もみで浅漬けでしょうか?ぬか漬けもいけるようです。水菜はサラダなどで濃い味をお楽しみ下さい。三つ葉、そろそろ葉が固くなって終わりかな、と思いきや、大きい葉のカゲにたおやかにしなっている若い葉があり、食べてみると美味!ついつい出荷してしまいます。(育ての)親ばかの見解かもしれませんが、ちょっとくらい固くても無いよりはあった方が食卓が豊になり幸せかと思うのですがどうでしょう?春菊は春の菊というだけあって、蕾がたっぷりついて、今にも咲きそうです。自分たちはつぼみつきもほろ苦くおいしく頂いているのですが、今日はつぼみの無い苦味のない部分を出荷しておきます。サニーレタス、リーフレタスもどんどん大きく立派になってきました。畑に植わっている様はとても見事です。ニラも味が濃く感じます。
春になり、徐々に野菜も成長してきました。農薬を使わない畑には虫もいっぱいです!菜の花畑はたくさんの蜂や蝶が蜜を吸いに集まってきています。(さらに菜の花を刈れなくなってきました・・・)昔の人は野菜を生でそのままはあまり食べなかったとこの間聞きました。発酵させてお漬物にしたり、お浸しにしたり。そういえば海外の伝統食でもまったくの生サラダなどは近年になってからとのことのようです。化学肥料の普及による部分が多いのでしょうか?また生で食べる場合も塩や酢をかけるのは、味より殺菌なのかも!?と思ってしまいます。安心な野菜だからと、畑で洗わずムシャムシャ食べるような事は気持ちいいですが、虫をお腹の中に飼ってしまいそうなので、飼う気が無い方は、野菜をたっぷりの水にくぐらせ充分に洗ってから召し上がる事をお勧めします。また、暖かくなってきたので、お届け後の鮮度が心配です。こちらは朝収穫し、包装などをして、新鮮なうちにお出ししていますが、常温での運びのため、お客様のお手にどのように届いているかが気になるところです。何かお気づきの点等ありましたら、ご遠慮なく、お知らせ下さい。出来る範囲で善処したいと思います。皆さまも豊な自然とたくさんの虫さんに会いに、いつでも農作業体験や畑見学、ふらっと遊びに来てください。6月16日は田植を予定しています。お手伝い募集中です!お待ちしております。では皆様も、お体にお気をつけてお過ごし下さい。