まったり~村お便りNo.83                2007年7月10日

七夕は小暑で暦の上では夏に入りましたね。まったり~村の夏野菜たちもようやく重い腰を上げてぽつりぽつりと実をつけ始めたようです。今年は一部、無肥料栽培(肥料をあげないで土や水、太陽の光、微生物の力で自然のまま育てる)や不耕起栽培(トラクターで耕さない)で育てたものもあるため、生育が穏やかです。もどかしいですがお客様の迷惑にならないよう、がんばります。(お野菜にがんばってもらいます?)。さて、田植えが終わったと思ったら、先週は麦刈りです。黄金色に染まった麦畑を見ながら「いつ収穫かねえ~」などと言っていたら、麦の収穫適期は全体から緑が抜けた頃で、4~5日間ととても短く、さらにはその時期は大体梅雨の時期にあたるため、晴れたらここぞと刈らねばなりません。梅雨の晴れ間にしたい仕事は盛りだくさん!畑仕事と麦刈りと、2手に分かれて作業しました。途中おなかがすいたので、麦を食べてみると、モチモチしていておいしい!気がつくと2穂くらい皮を剥き剥き食べていました。でも本当はもう少し乾燥したときに刈ったほうがいいのかな。稲と同じく、ワラで束ねて、穂を逆さに下げて乾かします。雨に当たらないようビニルハウスの中に干しますが、昔の人たちはどうしていたのでしょうか。あとは脱粒して保管です。保管時に気をつけないとすぐ虫が来るそうです。粉は隣村の製粉所へ持っていくとやってもらえます。石臼や水車で挽いてみたいところです。


さて、今回のお野菜は、キャベツ、セロリ、ピーマン、なす、きゅうり、スティックセニョール、にら、チンゲン菜、福耳唐辛子です。キャベツはみさきキャベツ、塩もみしてにらとにんにく、しょうがだけで餃子にしましたが、野菜の甘みが出ていてとてもおいしく食べられました。セロリは近所の有機農業の先輩からおすそ分けです!私たちもまだ食べていません。そのまま生でマヨネーズをかけてバリバリが実家の定番でしたが、スープに入れたり、サラダなど、バリバリお召し上がりください。きゅうりは大小取り揃えております。大きくても甘かったのでお試しください。いぼいぼが多いものは四葉きゅうりで、皮が柔らかいので漬物に向いているそうです。この間作った糠床は失敗してしまったのでまた作らなければ!!ニラには花ニラも入れてあります。葉ニラより柔らかいので痛みが早いようですので、お早めにお召し上がりください。通常のニラと同様に召し上がれます。福耳唐辛子は生でも炒めても、ピーマンと同じようにお召し上がりになれます。
こちらは蒸し暑くなって来ましたが、田んぼや小川が多いため、朝夕はさわやかな風が流れてきます。皆様の地域はいかがなのでしょう。くれぐれも体調など崩されぬよう、お気をつけてお過ごし下さい。では、今後もどうぞよろしくお願いいたします。