まったり~村お便りNo.89              2007年8月24日

 まったり~村のある里美村では、最近不思議な形をした雲がたくさん見えます。山から後光が差しているような夕焼け雲、竜が山からのぞいているような顔のアップ、エリマキトカゲが襟巻きを広げてがにまたで走っている姿、白鳥が羽ばたいている様子、昼も夕暮れ時も、雨降り前も雨降り後も、色んなときに壮大な姿を見せてくれます。すぐに風にながされてしまう一瞬なのですが・・・。そういえばこの夏は虹を2回見ました。最近多いです。空を見上げる機会が増えたからでしょうか。皆さまのお近くの空ではどんな雲が見えますか?
さて、今回のお野菜は、ゴーヤ(ニガウリ)、きゅうり、黒秀ナス、福耳唐辛子、ししとう、つるむらさき、ピーマン、トマト、シソ、モロヘイヤ、バジルです。ゴーヤは塩もみにしてそのまま召し上がったり、豚肉、豆腐や卵といためてゴーヤチャンプルでしょうか。種と綿をとって味噌漬けも美味しいです。きゅうりは若い苗に移りました。小さ目からまたスタートです。ししとう、福耳唐辛子、ピーマン、似たようで微妙に味が違います。ししとうは素焼きにし、ゴマと味噌をすって和えて、醤油とみりんで味をととのえたたれをつけて食べたらおいしかったです。福耳唐辛子も素焼きや、油で炒めたり、てんぷらも良いとのお客様の声。たまにとても辛いものがあるのでご注意下さい!塩コショウで炒め、別に炒めたナスと、ミョウガや大葉の千切りを和えて冷やしておくと美味しかったとお客様の声。ピーマンの綿や種は糖尿病の人に良いとか。綿種ごと料理に使っています。ナスを短冊切りにして、ごま油で透き通るくらい炒め、醤油で味付けし、水で溶いた小麦粉でとろみをつけた料理を「なすのこん練り炒め」というそうです。餃子の具や、饅頭の具にしても美味しくいただけます。またはにんにくと蒸して包丁の背でペースト状にし、さらに火にかけオリーブオイルと塩をまぜるとアラブ料理風のディップができます。パンにつけたら美味しかったです。ナス、キュウリは、村長の草との乱闘の末、少しはましになってきたようですが、いかがでしょうか。トマトは、大玉、中玉、小玉、超小玉など、混ぜて入れてあります。シソはちりめんシソといって、こちらでは葉が固くなりづらいと、好んで植えられているようです。モロヘイヤは味噌汁やさっと湯がいておひたしなど。細かく刻んで昆布だしをいれ、とろみが充分出るまで煮込んでからにんにくとコリアンダーを炒めたところへ注ぎ、塩コショウで味付けすると、モロヘイヤスープの出来上がり。蒸しナスを浮かべても良いようです。バジルは夏野菜、トマトやナスと相性が良いようです。切ったトマトとモッツァレラチーズの上にバジルをのせるのはイタリアンの定番サラダなのでしょうか。イタリアンレストランでよく出ますね。先日連れて行ってもらったフレンチレストランでは、シソ、モロヘイヤの小さい葉をレタスなど、サラダに混ぜてオリーブオイルとバルサミコ酢だけでいただきました。小さい葉一枚一枚が活きていて、かわいらしく素敵でした。
蒸し蒸しと暑い日が続きますね。まったり~村のある旧里美村では、昼はやはりムシムシしますがちょっと木陰に入るととても涼しく、夕方になれば壮大な夕焼けのもと心地よい風が吹いてきます。緑と土と田んぼの水が太陽の熱を吸収してくれて、たくさん流れている小川や用水路の水が涼しさを運んでくれるのでしょうか。お盆に村長の実家へいったのですが、昼も夜も、狂うような暑さです。コンクリートの照り返しや自然が少なくなっているため暑さのはけ口がなくなっているような気がします。街づくりも暑さ対策をきちんと考えないと、温暖化対策に個人の努力を求めて「クーラーの温度を○度あげましょう」と呼びかけても、ちょっと難しいのでは?と思ってしまいました。まったり~村ではたくさんの汗で体にたまった老廃物を出し、暑さの激しい昼間はちょっと昼寝、さらに体のほてりをとってくれる夏野菜をバリバリ食べて、体の調子を整えていっています。夏にたくさん汗をかかないと、冬場に貯えていたものが出切れず、老廃物となって冬まで持ち越し、肝臓や内臓に負担をかけるそうです。熱中症と脱水症状には気をつけて、残暑も乗りきろうと思います。皆様もお体ご自愛のほど、今後もどうぞよろしくお願いいたします。