伝承: 縄綯い機の使い方

先日、近所のおばあちゃんに、以前から頼んでたんですが
縄綯い機の使い方を教えてもらいました。
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紐、ロープ、縄、これって、結構作るとなると手間なんですよね
タコ糸にしても、綿の種を蒔く事から始まるし、
絹糸は蚕を育てなくてはいけないし、そのために餌になる桑の木も育て無いといけません。
麻糸も麻の種まきから、また、麻の栽培は免許をとらないと種も蒔けません。
育てた物を糸にするまでの過程も色々と手間をかけます。
縄も稲を育てて、脱穀し終わった藁を使うわけです。藁も、野毛を取って、少し湿らせて、小槌で叩いてやわらかくしてから縄をないます。
手で縄をなった事がある人は分かると思いますが、結構時間がかかりますし、私なんかは腰が痛くなってきます。
 今回、教えてもらったのは、機械で縄をなうという画期的なもの、そして、その動力は人力と言うのも、嬉しいです。
近所の、物知りおばあちゃんの登場です
昔から、色んな事を体験してきている方で、裸馬にも乗っていたと言うすごい方で、冬になったら、色々、藁細工など教えてもらおうと思ってるのですが、今回は藁綯い機の使い方の手ほどきを受けました。
使い方は、まず藁の野毛を取ります。それから、機械の隣に座ります。いすは少し高めの物がやりやすいです。ラッパと言われる所に藁を2本づつ奥まで挿します。(今回は細縄用なため2本です)
それから、ペダルを踏み機械を回します。そうすると藁が吸い込まれていきますので、1本ずつ足していきます。結構、早いです縄が途切れないように藁を入れていきます。
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ギッコン、ギッコン踏んで。藁を入れていると、お~縄が見る見るうちにドラムに巻かれていってるじゃないですか!
これは、面白いし早い!冬の間に縄を作っておくに良いですね~。
農作業には縄は必需品ですから、また一つ技を教えてもらいました。
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こうやって、おじいちゃん、おばあちゃんから色々な事を教えてもらわないと
次は何にしようかな!