食べることとは、、、、

友達から電話があって
“イノシシの解体やるっていうんで、行きませんか!”
彼は、四足の解体の仕方を学びたく、知り合いに声をかけたりして
猟でイノシシが獲れたら声をかけてもらうようにお願いしていたらしい
さっそく、現場に行き
見てきました、すでに腹は裂かれ、内臓も取り出し皮をはいでいる所でした
しかし、凄い脂肪です。大変そうですが
皆さん、さすがなれているようで、手際よく解体作業が進んでいます。
子どもも解体はしていませんでしたが、手伝っていました
お肉は猟に参加した方々で均等に分けるそうです
何か、人間本来の姿を見てるようです。なぜか懐かしさも感じます
子どももお肉をさばくのを見ていて、肉も均等に分ける
普通の生活をしていると、こういう現場は見れませんからね
それから、かえって友達と干し柿を作る為に
取って来た渋柿の皮をむきながら話してたんですが
都会にいれば、肉がどのような過程を経て自分の口に入るのか
また、食べてる野菜たちが、どんな風に育っているのか、、、
そんな事も考えず、見ず、知らず、そして一生が終わってしまう人たちもいるんだろうなー
クレープもこれが、小麦粉や卵、牛乳で出来てるけど
小麦がどういう風に作られ粉にされ、
卵がどこから来るのか、
それを産む鶏はどんな風に育てるのか
牛乳を出す牛も同じ
もちろん、自分も東京で働いている時は、まったく、そんなこと気にせず食べたり飲んだりしてました
しかし、現在、こちらに来て生活していると、ほとんどの食の始まりがわかるんです。
食べ物になるまでは、凄い時間と手間がかかっています。
だから、粗末には出来ませんよね
動物や植物の命をもらって、頂くからには、食べれる所は余す所無く食べ
利用できる所は出来るだけ利用する
現代の人は、やっぱ野菜を作る土から離れ、動物の育つ山や森からはなれ
育てないし、捕まえもしない
その苦労、楽しさも知らない
だから、食べ物は残したり、粗末に扱っても気にしないのかな?
などなど、いろいろ話しながら
柿をむいてました。干し柿が食べれるまでの道のりも、又長し
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これから、紐につるし、お湯にくぐらせ、軒下に干し、たまに手でもんでやるという作業があります。
そういえば
いのししの脂を、フライパンであぶり、溶けたやつを瓶に詰めておき
お風呂から上がった時に、手に塗り手袋をして寝るとツルツルになるそうです
特に、この時期、農作業や水仕事をしていると、指がひび割れて痛いんですよね
そういうのに、バッチリだそうです。
とうことで、友達は皮に残った脂を一生懸命そいでました。
また、お土産にイノシシの頭をもらいました
これも、ストーブの上で骨から肉が自然に取れるくらいコトコトに煮て鍋です!
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ほとんど骨だけ! 旨そうな出汁が!