最北端から最南端!畑見学

 昨日、茨城県神栖市で、炭素循環農法でピーマンを作っている、遠藤さんの畑に総勢9名で見学に行ってきました。
行くまでは良く考えていなかったのですが、
「んー神栖市、神栖市」、地図を見ると、、「えっ!なに千葉との県境!」
そう、家は福島まで車で2分の県境、行く所は千葉まで10分もかかりそうに無い県境!すごい茨城縦断じゃ
6月にブラジルの林さん(炭素循環農法ほ広めてる人)をお呼びして、炭素循環農法のお話を聞き
共感し“まったり~村”の畑を、炭素循環農法に転換しています
また、話を聞きに来た人や仲間も、始めてるてる人もいます。
今回、やはり実際始めてる人の畑を見てどんな風にやっているのか
本当にできるのかというのを自分達の目で確かめたく、皆で行ってきました
遠藤さんはハウス1反5畝でピーマン専業でやられています。
畑に着き、奥さんと笑顔で迎えてもらい
早速、ハウスの中に入りピーマンを見せていただきました
ピーマンは2月に定植し、今は、2回目の定植をするため、整理し始めているところで
一部は切り倒されていました。
ハウス内1
たわわにピーマンが成っています。木も立派に育っています。
他のハウス栽培のピーマンを見たことは無いので比較はできませんが
しかし、これが無肥料で出来るとは
肥料をやら無いでちゃんと成長に必要な養分があれば、葉は大きくならないと聞きましたが
そんな感じなのでしょうか、しかし、家が今まで作ったピーマンより立派です
土を見ると、さらさらの砂の様で、自分のところの土とはだいぶ違います
海に近いということもあり砂系だそうです
けど、土を手でほじくり返した感じ、有機物もあまりなく菌糸も無い
林さんも菌糸はもちろん白が有名だが、茶色や目に見えない物もあると
なんか、この土を見たとき、え、これでと拍子抜けしてしまった
自分は、もっと、こー、チップやら、有機物がいっぱい積み重なってると思ったのですが
先入観いけないですね
本当に、見た感じは普通の慣行農法のように見えます
401-F1000069.jpg
遠藤さんのお言葉に甘えピーマンを食べさせていただきました
んーみずみずしい、種もヘタも食べれます。もちろん苦味はありません。おいしいです
肩も張りはある
無農薬、無肥料栽培ですよ
しかし、遠藤さんも最初からうまくいったわけではありません
最初、Uターンして農業を始めたときは
慣行農法で潅水チューブに肥料を入れて、ピーマンを作っていて
やれ、窒素だ、りんだといれ垂れ流し、何かこれは違うということで、有機栽培になり
これも何か不自然を感じ、2004年の現代農業に“炭素循環農法”の記事を読み
これだーということで、始めたそうです
しかし、最初はやはりうまくいかず、周りでもやってる人はいないし、アブラムシやケラが大発生したり
したそうです。転換してから3年目どっかと採れ始めたそうです
無肥料栽培に転換しても、以前の肥料が土にある場合、植物はそれを吸おうとして、変なものも吸ってしまうし
肥料は少ないわけだし、植物も育ちが悪くなる
しかし、肥料がなくなってくれば、植物の根っこと共生している菌が増えてきて
菌が植物に養分を供給するようになる、そうすれば野菜も育ってくる
とても参考になりました
やはり、自分も山の落ち葉、また里美は林業も盛んで、その際出てくるバークや
間伐材等を畑で循環できればと思うんですよね
続く、、、眠たくなってきました