いい加減怒涛週間から解放されたいものですが、今回は怒涛週間Part6をご期待に応えてご報告します。3日が祝日だったので役所のお仕事もお休み、久しぶりに4日間連続でお日様の元農作業できるかと思いきや、鶏小屋の下の畑で小豆を収穫しているときにあまりの暖かさに半そでになって作業したのが災いし、翌日は熱を出して寝込んでしまいました。熱が下がった土日は、今度は地元里美で行われる「秋の味覚祭」への出店です。実は半分しか脱穀が終わっていないコシヒカリと、鶏とごぼうと地元の乾燥しいたけで、鳥釜飯を作りました。鶏はうちの平飼養鶏の鳥を用い、がらでだしをとって仕込みです。今回主人が燃えてしまったわけは、「蒸しカマド」という2重構造になっているカマドを手に入れてしまったからなのです。つぼみたいな中に炭を添えてその上に羽釜を置いてご飯を炊くのです。羽釜もすっぽりそのつぼの中に入るので、羽釜がさめず、ご飯がおいしく炊けるとか。昔使っていた人は「これでメシを炊くとうまいんだ」とほとんどの人が言います。炊き込みご飯はこの辺の人は作るのがとても上手で、ご飯の炊き方から味にいたるまで厳しいです。そんな中出品するとは恐れ多いと私はしり込みしていましたが、火がついたら突っ走らないと気がすまない村長さんは、どちらがいのしし年生まれかわからないほどの猪突猛進振りでした。「やると手を挙げた人が責任を取る」というまったり~村の掟上、シェフは村長。私はあくまで裏手に回ります。案の定、ご飯が水っぽい。「新米だから同量の水でいいんだよ」という私に対して「同量だよ」と主人。よく聞くと10合の米に対して10カップの水を入れていたとか。「あの~、1合と1カップは違うんですけど~。」初めて知ったらしくショックを受けていました。なんだかんだとありましたが2日目にはだれもがうなる、とまではいきませんでしたが、なかなかのものができたと思います。ありがたいことに地元の人が買ってくれ、きちんと正当に評価してくれます。こつも教えてくれます。また蒸しカマドについての思い出や知識も話してくれます。喜んでくれた人から名刺をいただき、20日に行われる茨城県キャンプ協会主催の収穫祭でぜひ蒸しカマドでご飯を炊いてほしいと頼まれました。あまりにも幅広い階段ではありますが、1歩1歩積み上げていっているのかなと思いました。といいつつ心は涙で、脱穀が終わっていない、せっかくの今年は粒が大きくておいしい米なのに、乾燥しすぎて胴割れしてしまうと夢にまで見てしまいましたが、翌日月曜日は仕事へ行き主人がぶっ倒れ、火曜日は私がぶっ倒れました。ようやく水曜日と木曜日かけて脱穀を終えることができて、安心して眠れそうです。新米お試しはしばしお待ちください。
ではみなさまも風邪には気をつけて!
●本日のお野菜●
ジャガイモ
サトイモ:ようやく掘りました。大野芋という福井県秘蔵の特産品です。
にんじん:今年は暑かったせいか芽が出なかったわりに出たものはぐんぐん成長して今までにない大きさです。味はどうか?
カザフ辛味大根:緑の丸い大根です。そばの薬味、大根おろしに最適。薄切りや短冊に切ってサラダとしてもどうぞ。
まびき紅芯大根:サラダや浅漬けに適しています。大根の葉は、さっと茹でてツナやわかめと和えたり、おかかしょうゆ、豚肉・豆腐、ベーコンなどと組み合わせを変えていためたり、お肉を入れて炊き込みご飯にした最後に溶き卵とまぶして炊き込みご飯にしたりと、いろいろお使いください。
間引き蕪:油揚げとの煮物がご飯が進みます。
長ネギ:青い部分は細かく切って油でよくいためたところに味噌を乗せ、ふたをして蒸らしてから混ぜると常備菜のねぎみそができます。
おかのり:丸い葉っぱ。味噌汁やゆでてたたいておかか醤油で。てんぷらもいいです。
イタリアンパセリ:ポテトサラダにぜひみじん切りを入れてみてください!風味が良いです。