エンドファイトとは、、、

4日、千葉の「大久保イチゴ農園」の大久保さんと、そこで研修している、Yさんのご好意で
一緒に、「茨城大学農学部 資源生物科学科 微生物生態学研究室」でエンドファイト研究をなさっている、
博士 成澤 才彦さんのお話を聞きに行きました。
今回は炭素循環農法を実践している人達、少人数でお邪魔しました。
里美からは、仲間の南風農園さん、軍兵六農園さん、千葉から大久保さん、研修生のYさん、仲間のNさん、Iさん、また神奈川からもTさんもいらっしゃいました。
以前、成澤先生はNHKの“サイエンスZERO つながる生物の謎 土の中の小宇宙”に出られ、エンドファイトのお話をしていて、それから炭素循環農法を啓蒙されてる、林さんと城さんが話を聞きに行きそれからのお付き合いです。また、自分の好きな“もやしもん”の監修もしていて、テレビドラマの第2話にも出てるとか、、、もやしもん、面白いですよ! ま、そんな話は置いといて
エンドファイトとは、植物の根から細胞に入り、植物と共生している菌類等のことです。(自分の解釈)
これは森林土壌に多くいて、お互いに養分のやり取りをして、生きているんですよ
肥料があるといなくなります。
炭素循環農法はまさしく、これらのエンドファイトを増やし畑を森林土壌のようにして、健全な野菜を作って、手間をかけずに野菜を作ろうという考え方です。
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成澤先生はスライドとジョークを交えて、とてもわかりやすく説明してくれました。
自分的に今回の驚いたのは、PH調整がいらない!エンドファイトとの共生関係が出来ていれば、酸性土壌だろうが関係なく野菜が育つ!エンドファイトも宿主?を死なせたら自分も生きていけませんからね、
また、水分もなるたけ切るのがポイントと再認識しました。
しかし、この炭素循環農法、面白くなってきました。大きな動きになっていくと思いますよこれから
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本の表紙ですが、これは松の実生の写真です。真ん中に一番大きな芽が出ていて、両端にも小さい芽が出ています。
赤い部分が松の根っこです。 え、じゃ、その周りの白い根っこは何と思いますよね
これは根っこではなく、菌なのです、菌と松が共生しているんです。菌が養分や水も運んでくれます。
3本の芽も菌でつながっていって、養分のやり取りもしています。良く松とか観光名所で、何とかの一本松とか言って、岩にポッツンて生えているのがありますよね、あれなんか何で生きていけるんだろう、肥料もないのにとか思いませんか??菌と共生して菌が養分を持ってきてくれるから生きてられるんですよ
これって凄くないですか
本当に今年の野菜作りはワクワクします。
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この様な機会を与えてくれて、皆さんありがとうございました。
茨城大学 農学部 資源生物科学科 微生物生態学研究室(成澤才彦 准教授)のホームページ
http://kabi.agr.ibaraki.ac.jp/
炭素循環農法のホームページ
http://freett.com/tenuki/etc/home.html
たんじゅん農法の広場  炭素循環農法・実践図書館のホームページ
http://tanjunnou.blog65.fc2.com/