16日夜主人の古河市へ米と卵を届け、17日の夜に里美に帰宅しました。
放射線への不安、余震による更なる被害の悪化などを懸念した避難でもありました。
主人はテレビや新聞で原子力や放射性物質について理解を深めることに時間のほとんどを費やしていました。
ネットで地形や距離を調べていました。
本当は3日から1週間くらいは様子を見るという両親との約束でしたが、
苗や、鶏、家、それにもまして近所の人たちのことが気がかりであり、
自分達の職場で自分達のできることを懸命にやっている人たちをテレビやネットでみて戻ろうと決意しました。
帰ってきて近所と話し、あまりの日常に気が抜けました。
今朝、北山の就農前にお世話になった「ウレシパモシリ農園」の酒匂さんから電話があり、
原子力資料情報室(CNIC)で放送されている、東芝・元原子炉格納容器設計者によるネット映像を見たほうがいいと言われました。煽るわけではないが、後は自己判断でお願いしますと。
マスコミではインターネットの情報はデマが多いので気をつけるように、と言われています。
マスコミや東電はパニックにならないようすべての情報は立場上出すことはできません。
それはそれで必要なことです。
ラジオやテレビで理解を深めることも出来ました。
「大丈夫です」という説明に安心することも出来ました。
でも、それだけでは足りません。
いざ何かあったときに避難しても、道が混雑したりとパニックになる事も当然考えられます。
事前に荷物を準備し、必要な情報を集め、避難場所や避難方法(どの道でいくか)などを確保しておく必要があります。
自分達の住んでいる地域は大事です。自分達の命や人と生活とのつながりがあります。
それでも離れるべき時には離れる必要があると思います。農民であれば種を持って。
一人暮らしの老人や、誰の車にガソリンが足りていないか、避難経路の途中の人たちがピックアップするよう各地域で事前にシュミレーションする必要もあると思います。
とりあえず、信憑性が高いといわれているインターネットの情報です。
あおって不安感を募らせたいわけではありません。
テレビでも放映された内容と同じそうです。
3/17 緊急院内集会『福島原発の現状をどう見るか』
http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1027
■原子力資料情報室(CNIC)
http://www.cnic.jp/modules/news/
■茨城県の放射線量の状況
http://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/20110317_24/index.html
隣町の大子地区がのっています。
主人の集めた新聞とテレビからの情報により素人ながら書きますと
1年間で100ミリシーベルト(積算)で浴びるところまでは一応大丈夫といわれているので、
1時間当たり10マイクロシーベルトを浴び続けるのを上限としよう(いや、浴びるのが前提ではないですが、)
ということで、大子地区を10マイクロシーベルトを基準に見ています。
まあ、地区が異なるだけでだいぶ数値も異なるとは思いますが。
ニュースが日常化し、皆が慣れてしまうことが心配です。
ドラマや映画の感覚になってしまわないか、あわれみや同情に支配されるのはやだなと思う。
スポーツで「できる」とイメージしたら出来る確立が高まるように、
いつも希望をもってうまくいったときをイメージしていたい。
それでも万が一にそなえて準備しておきたい。
杞憂であるに越したことはないけれど。