今朝、ヤフーニュースを見て
<二本松産米>「収穫も出荷もしない」農家、無念さにじませ
せっかく作ったのに、セシウムの濃度が高く出荷もできない農家の落胆は
身にしみて判る
また、この農家は自分の稲藁を飼育している牛7頭にも与えている
それもできない、飼育もあきらめるような事も書いてあった
米は昔の手作業に比べると、格段に作業は楽になったが
毎日、夕方水を入れて、朝止めに行き
猛暑になりそうなら、水がお湯にならないように調節して入れたら、曇りの日は水を入れたり
天候によって水の入れ方を調節する
定期的に畦草も刈らなければいけないしい
田んぼの、雑草も取ったりと
本当に子供のように世話は必要だ
毎日田んぼで半日以上過ごしてるんじゃないのかと言う、ご老人も見る
老人の生きがいになってるのかも知れない
自分達の所では、大体の人が機械乾燥ではなく
昔ながらの天日干しである
もちろん出荷もするが
縁故米
自分の家で食べる分、子供夫婦の分、親戚の分と身内の一年分のお米だ
そのために、あまり実家に帰ってこない遠くに住んでいる子供たちも手伝いに来る
年に何回かの皆で集まれる日でもある
結局、これらがすべて吹き飛んでしまった訳なんですよ
いたたまれないです。
自分の常陸太田市は放射性物質が検出されませんでしたので
皆の努力は報われ晴れてお米が食べれますが
そういえば、9月の12日に
皆で仙台のお米農家さんの所に見学に行ってきた
ここでは、無肥料で立派なお米を作っているところだ
しかし、そこでも放射性物質が心配で
稲を植える前に代掻きをするのだが
それを5回したそうだ
そのたびに水をためて、入れてを繰り返し
放射性物質を流したそうです
そこは海から近いのですが、山があり津波の被害は大丈夫でしたし
放射性物質の空間線量も低いです
皆で、津波でどうなったのか
海沿いも見ていった方がいいのではないのかと言う事で
見に行ってきました
東北自動車道沿いに見る風景は
同じ農家として、胸が痛くなる光景でした
広大な面積の田んぼが、稲も植えられず広がっています
昨年の稲株が残っている田んぼ
草がもうぼうぼうに生えている田んぼ
白く塩が吹いている様な田んぼ
何か赤っぽく泥がかぶった田んぼ
防風林の大きな松が転がっている田んぼ
家の残骸や色々な残骸が顔を出している田んぼ
たくさんの作業の方が手作業で田んぼの中の漂流物をコンテナに集めている田んぼ
いくらやる気があってもこれは稲作ができるのかと思ってしまう光景でした
津波の被害
原発の被害
これは一緒にできるものではないですが
しかし、起こってしまった事は仕方ない
これから、起こってしまった事にどう対処していくか
しかし、放射性物質は本当にひどい
農業、畜産、漁業、林業、人間が一番必要な食べる事、住む事等に
直接危害を加え、生活を脅かしています
原発はもう要らないと思います。
しかし、先ほど述べたように
しかし、起こってしまった事は仕方ない
これから、起こってしまった事にどう対処していくか
また、農業者の目から見て
これは、生産者、消費者は同じリスクを背負うべきではないのかと思います
原発で生産された電気は同様に私達は使ってきました
農業をやってる自分達は、全国的に降り積もった放射性物質に野菜が影響を受けないよう
いろいろ努力して野菜を作り
検査を受け安全を確認し
また、堆肥等を作る落ち葉のため
山の放射性物質の清掃なども行います
それで、野菜を買う人は
東北や茨城の野菜は、買わないとは、、、
人は一人で生きていけるのでしょうか