このたび、まったり~村は引越しする事になりました。
といっても、同じ里美地区内で、5分ほど今までの場所から南下したところです。
日当たりもよく風も強くなく、まわりを林に囲まれた穏やかな場所に立つ古民家です。
今までの場所は、ご近所の方にも良くしていただき、部落にも入れていただき、
旦那も消防の仲間も出来、離れがたい場所ではあるのですが、
農作業を営みくらすには手狭であり、間取りが現代的で薪を使って生活するにはどうも使いづらい面があったのです。
畑はそのまま継続します。
家だけの引越しになります。
2月から引越しを開始し、末には完了の予定。
今は毎日引っ越し先の古民家の修理です。
といっても20年の主人不在を経て3年間別荘(?)として使われていたので、使われていた部屋は住むにはまったく問題ないのですが、それ以外の部分の床が危ない状態だったり、壁が落ちそうだったりするので、その部分を、一応農閑期の今、通常業務をこなしながらやっています。
今日は開かずの扉になっていた扉を、ジャッキアップしながら床をかんなとのみで少し削って、なんとかはずしました。北側の「カビが生えてしまう」と言われていた部屋の押入れを解体し、南向きの部屋へ通じる通路にしました。また山形になっている床を土台部分から修正して平らにし、コンパネを貼り、不要な棚や釘を取り外しました。誇りまみれになりながらも、昔の作りの精巧さに感嘆します。また、古い家の立派な神棚は、なぜか不思議な厳格さと安心感を与えてくれます。今住んでいる家に帰ってからもその家で寝ているような感覚になったり、昼間作業をしている時も、つい神棚に話しかけてしまいます。(そうするとなにか、返事があったような気になります。)今までもかなりゆっくりモードだったのに、さらにゆったりとした気持ちになってます。隣は大家さんが住んでいるので、家族が1人増えたような気持ちにもなっています。また、こちらでの暮らしの疑問点など色々聞くことができて安心です。明日は、壁修復を試す予定です。