先日、ちょっと作業の合間に時間が空いたので
常陸太田市里川町の岡見で“むすめきた”を作ってくれた
おばあちゃんの所に話を聞きに行きました。
ここは本当に山の中を入っていき突然出てくる集落で
標高は700mくらいです。下の国道349号線からだと標高差350mくらいです
いろいろ聞いたんですが忘れないうちに興味のあった話を箇条書きに
*外に凍み大根を作ってたんですが、大根に穴をあけて紐を通してつるすんですが
おばあちゃんいわく、そのひもは、藤蔓を裂いた物が一番いいとの事です。くっつかないとの事。
*昔は、雑穀:ひえ、あわ、きびを作ってた。ひえはごはんに入れて食べてたけど、匂いがあまり好きではなかった。
あわは赤飯に入れて、キビは餅にして食べたそうです。
もちろん、えまし麦ごはんも食べてた、麦の方が多かった。炊きあがると麦が上に来てご飯は沈む、ほじくってしゃもじで取ろうとすると
姑に怒られた。
*おばあちゃんの家では、味噌は豆味噌だった。(米麹等を入れないで、自然に豆に麹を繁殖させて作る方法)
豆を杵でついて、30cm角、高さ15cmくらいの味噌球を作り縁側に莚をひいてその上に
カビが生えて割れるまで置いて、包丁でザく切りにしてお湯と塩を入れてとっておいた煮汁で伸ばして味噌にした。
その莚も藁で編んだのではなく、川に生えているスギ(ススキ)?(要確認)で編んだやつでないとくっついてしまうのでだめだ
*台所に魚とか置いとくと無くなっている時があって不思議に思ってたら犯人はテンだった、、、、
テンがコンロの脇で寝てた時があった。でかい青大将が流しで寝てたとか、ヤマセミがお風呂場に入ってて大変だったとか、、、
(なかなかのワイルドライフです)
今回、初めて伺ったので、今度はもっと詳しく聞きに行こうと思います。
しかし、標高が高いので寒いところで
雪が降り始めると、なかなか行けなくなるので春かな
山道で路面も凍ると溶けないしな
ここは雪が1mくらい積もると言ってました
自分で、茨城の北海道だよって言ってました(笑)