アメリカに住んでいる時、オフィスのデザイン会社で働いてました。
響きはかっこいいですが
営業、現場採寸、デザイン、施工管理、時には現場の手伝いはするし、パーティションや家具の組み立てもするしと
とにかくやる事いっぱいで
結構現場に出てる事が多く、引き渡し後も何か工事や家具等に問題があれば
行ってチェックもします。パーティションのカバーを開けたり、タイルカーペット剥がしたり、電話システムやサーバーのチェックまでしたりと
そんな時の相棒が、LEATHERMANのWAVEとマグライトでした。
これはいつでも腰にぶら下げてました。
アメリカですから何があるかわからない、サンフランシスコでも1989年に大地震があり、住んでる時も暴動とか銃撃戦も見たし、
何かあったら、自分は自分で守るという考えもありましたから
キャンプやMTBに乗ってるとき、家でも使用頻度は高いです。このペンチと鋏が予想以上に使えるんです。
WAVEを買う前はアーミナイフを使ってましたが機能が少なく、結構、無くしやすかったんですよ
ドイツに転勤になった時に現場で作業中にペンチの先が折れてしまい
近くの販売店に修理に出し、英語がなかなか通じず、大丈夫かーとちょっと心配でしたが
無事にピカピカになり戻ってきて、本当にうれしかったですね
日本に帰ってきて就農したての頃
今度はキャベツを収穫しようとしたら根元の硬い所で刃が折れてしまい
この時もレザーマンを扱っているお店に送って修理してもらい
戻ってきたときは、他の刃のついている所も研ぎなおしてあって
嬉しかったです
それからも、腰にぶら下げて畑作業をしていました。
ある日、家に帰ったら、ケースから落ちてしまったのか、無くなってしまいました。
色々探したのですが見つからず、何回も修理して使い続けてきた相棒がいなくなりがっくりしました。
また、見つかるかもしれないと頭の片隅にあったのか、しばらくツールナイフ系は持たなかったのです
それから、だいぶ年月が経ち、、、
昨年、畑の草取りをしていて、鎌に何か金属の様なものが引っ掛かったので
トラクターの部品が落ちたかなと思って土の中から出してみたら
無くしてしまった、レザーマンだったんですよ！
畑の中から見つかったんです！
無くしてから、５～6年ぶりの再会！
感動でした。"オッ、オーーーー"と、叫んでしまった（笑）
あまりさびてもないし
しかし、何回もトラクターや管理機のロータリーやに巻き込まれたもようで
ナイフ等のブレードが3か所くらい折れていました。
それからレザーマン ジャパンさんに修理見積もりのお願のメールしたのですが、古いから部品がないかもしれません、
送ってくださいとの返事を頂いたのですが、確かに買ってから１７～８年くらい経ってるし、
ヤフオクで同じやつを見つけて自分で直すかなとか考えて
こちらから送らず、ずるずると時間がたってしまい
先週、ふと、やっぱ相棒を何とかしてあげないとと思い立ちレザーマン ジャパンさんに手紙を添えて送りました
昨日、電話があり
"送られてきたWAVE見せて頂きましたが、いろいろ折れてて、錆びてますね、また2番目の古い型なのでパーツが製造中止でありません"
自分＠ は～、やっぱそうだったか（涙）と思ってたら
"新しいWAVE送りますから、使って下さい！"
自分＠ いまいち状況が理解出来ない？ え、なんで？ 新しいの送る？
"えっ、新しいの送るって？ え、どういう事ですか"
"送ってもらっちゃたし、新しいの使ってください、古いのはメーカーに送りますので、、"
"それ、金額は？"
"いいです、送ってもらいましたし、送料はお客さん払いになりますが"
"え、そんなんで大丈夫なんですか？"
"送ってもらったし、使ってください"
涙、、、
すごい、レザーマン！ そういえばドイツでも日本でも無料で修理してくれたし
今回はこんな神対応！買ったら結構しますよ！
そして本日、NEW LEATHERMAN WAVEが
（皮ケースは昔から使ってたやつ）
新たな相棒が！ もう一生もんです
また、新しいバージョンはだいぶ進化してて、すべてのツールにロック機能がついていて
以前使ってた物より、だいぶ安全性が向上している
ツールも3、４個変更になっていた
また、腰にぶら下げられる相棒が戻ってきた
今回の件で、同じ物作りをしている者として
自分の製品を最後まで責任を持つと言う事を
教えられました。
ありがとうございます。心から。
レザーマンツールジャパン
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LEATHERMAN
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