12月第一週

寒いと言うより冷たいという表現が適してきましたが、いかがおすごしでしょうか?
こちらでは寒さに悲鳴をあげるお野菜もでてきましたので、その前に色々手を掛けてあげる必要があります。白菜、大根などはあらかじめ収穫して干して保存したり、里芋は杉っ葉と藁を敷いた穴にうめて暖かさを保ったり、根菜類は肩が出ないように土を被せてあげたりします。秋にたくさん実ったお野菜たちを冬の間も食べれるように、色々な工夫をしているさまは、先人の知恵が凝縮されているようで頭が下がります。その一つの干し物、干し柿やたくあん大根、里芋の茎のずいき、切干大根、切干人参、お天気の日はお布団たちと一緒に縁側に並べられていて、道を通るとそのおうちのお野菜たちに対する愛情が感じられて嬉しくなります。きのこやうこんなどもあります。漬物もまた豊富です。お茶の時間に漬物をぽりぽりするのがこちらの地方の習慣のようです。是非、まったり~村のお野菜でもお漬物等作ってみてくださいね。
   
今回のお野菜は、ビタミン大根、長ネギ、赤ネギ、にんじん、里芋、人参、かぶ、水菜、からしな、春菊、レタス、サニーレタスです。ビタミン大根はその名の通りビタミンたっぷりとのこと。生でサラダなどにして食べるとその甘さがとってもひきたちます。茨城県特産の赤ネギは生ではピリッと辛く、煮ると甘くてトロッとします。煮込みすぎると色素が抜けてしまうのでご注意!赤色色素のアントシアニンも含んで体に良いそうです。人参は不耕起といって耕さないで作りました。人力では耕しませんが、土の生態系を壊さないため、雑草の根っこの周りや土の中にいる微生物の力が耕してくれるといわれています。そのため甘くて濃い味のお野菜ができます。反面、人参の根っこが硬い部分や石を避けるので、すき放題の形になります。それらは切干人参にしていずれ野菜便にお目見えするかもしれません。レタス、サニーレタスはちょっとほろ苦くしゃきしゃきです。暖房でほてった時にサラダなどでお召し上がり下さい。からし菜も寒さが増すと共に辛味が増えてきました。体の温まる食生活で、風邪等引かぬよう、お気をつけ下さい。