※お野菜セットにお付けしているお便りをアップしています。
1月ももうあっという間に16日です。冬場になってお野菜の生育も遅くなり、農作業もようやくペースを緩められる時期になりました。しかしながらやることは盛りだくさん!!堆肥用の落ち葉拾い(落ち葉を重ねて発酵させ、その熱で苗を育てます。その落ち葉が堆肥にもなります。)、堆肥作り、田んぼの整備、夏野菜に立てる棚のための竹切り、鶏が外でも自由に虫や葉っぱを食べれるような広い柵づくり、地面が暖かく且つ雑草が生えないように土の上に敷く燻炭づくり、お茶の剪定、薪ストーブ用の薪拾い、種の準備や納屋建築、機械用小屋の設営、ハウス拡張、物置整理、漬物・保存食づくりなど、今年になって書き込みはじめたスケジュールボードには予定がぎっちりです! 日本の行事もきっちりやろうと、7日には畑と田んぼの周りを歩いて、春の七草探しです。ホトケノザだけが見つかりませんでしたが、あとは塩茹でにしてお粥と一緒にたべました。結構おいしいです。でも気候のせいか、旧暦との違いか、小さいものしか生えていなかったので、食べたのはほんの少量です。11日には鏡開きでお汁粉です。お豆を食べると何か幸せな気分になります。
一週間前からは、物置小屋作りに取り掛かりました。解体した公民館の材料を全部頂いてきて、組み立てていきます。柱と柱をつなぐ技術など、昔の人は凄いなあと思いました。
春の七草
物置作り
物置小屋
さて、今回のお野菜は、ジャガイモ、人参、長ネギ、九条ネギ、聖護院大根、ほうれん草、小松菜、水菜、チンゲン菜、白菜です。聖護院大根は寒さから守るために土をこんもりかけています。そのため土が葉っぱの方までいっているものと、地上部の葉が黄色くなっているものがあります。黄色い葉は落として出してあります。ご了承下さい。また、白菜は薬など一切使っていないため虫がついていることもあります。夜盗虫という夜中に土の中から現れて野菜を食べていく茶色い丸まった虫と青虫です。鶏の貴重な餌になりますので、発見された方は送り返してください。というのは冗談ですが、こちらでは見つけたら鶏にあげると競って食べます。貴重な蛋白源のようです。夏場はナスやピーマン、きゅうりなど一つの種から次々と実がなる果菜類が多く次から次へと野菜ができていきますが、冬場は大根、白菜、かぶなど一つの種から一つしかなりません。収穫するごとに減っていくので、食料を買わない生活をしている私たちにとって物寂しく感じる反面、昔の人達が食物がとれない時期も豊に食べれるように、食べ物を保存したり加工したりと工夫していった様子が想像できて楽しくもあります。しかしながら皆さんに出荷できるお野菜の種類も限られてきました。年間を通して考えていますが、今後も色々とやっていきたいと思っていますので、何かご意見、ご要望などありましたら遠慮なくお知らせ下さい。
では、寒くなりますが、冬場は寒さを多く経験して、健康な身体を作りましょう!(カエルなどは寒さを経験しないと性ホルモンが分泌しないで繁殖がしづらくなるそうです!お野菜も寒さが無いと甘くならないので、人間も一緒でしょうか。。。?)