まったり~村お便り 2月第1週

まったり~村お便り      No.52
2007年2月2日
寒い寒いというものの、夜は湯たんぽ無しで寝られるし、日中も日が差すと暑く感じる日も少なくありません。私たちの体が寒さに慣れたのか、薪ストーブの熱やその熱で作った料理に蓄熱する力が強くあるからなのか、日光に当たるから遠赤外線で体が芯まで温まっているのか、放任栽培で寒さに日々耐え忍んでる野菜しか食べていないから身体も寒さに打ち勝つ力がついてきたのか、など、勝手に理由を想像していましたが、暖冬が一番の原因のようです。しかしながら朝の水はとても冷たいし、日が差さなくなるととたんに寒くなります。お日様の光がいかに貴重か思い知らされ、毎日のように布団を干しています。湿気をため易い古い家に住んでいると、布団を干した日と干さない日では睡眠の質も違うようです。
さて、まったり~村、農閑期といわれる冬場に建築作業をだいぶ進めております。物置作りはさることながら、廃材を利用したダイニングテーブル、キッチンの棚2つ、昨日本棚が完成しました。また、常陸太田地区で行われたリサイクル品抽選会では箪笥、はかりが当たり、建具も入れ替え、室内もだいぶ雰囲気が変わりました。是非今度遊びに来てください。
ついでに卵の宣伝をさせていただきますと、先日シフォンケーキを作りました。その膨れることといったら!!新鮮な卵は泡が立ちやすいと聞きましたがこれほどまでとは。。。膨らみすぎてオーブンの上面にぶつかって平らになって焦げてしまいました。。。でもおいしかったです。
さて、今回のお野菜は、ジャガイモ、人参、長ネギ、下仁田ネギ(小さいですが)、ちっちゃい大根、小松菜、水菜、チンゲン菜、白菜、小カブ、紅菜苔です。ジャガイモは秋に収穫して保存しています。冬の寒さを経験するごとに甘くなっていくようです。今冬は品質が安定していないと思って出荷できていない南瓜ですが、収穫した時は全く甘くなく、ホクホク感だけがあったのですが、今時期食べてみると驚く事にホクホク感は消えしっとりと、しかも甘くなっていました。イモ類など、保存状況が悪いと品質も悪くなるので注意が必要ですが、「採りたて野菜が新鮮で一番!」と思っていたのは実は現代人の感覚で、老人が知識が蓄えられじっくりと熟して味わい深くなるのと同じように、野菜も環境を良くしておけば、適度な時間を経過した物はおいしさが凝縮しているのかなあと思いました。そのほかは収穫したてです。葉物は露地栽培(ハウスなどを使わずふきっさらしで育てること)のため、スーパーなどで販売されている物より見かけが劣る物もあるかもしれませんが、寒さを経験した野菜はその分甘くなり、また身体を温める作用が強いといわれています。野菜を育てる前は、黄色い葉っぱは古い野菜かと思っていましたが、寒さを経験した野菜は外で黄葉するようです。紅菜苔はかわいらしいので入れてみました。カブは煮ると甘くておいしかったです。お客様より「包んである新聞紙にセロファンテープが貼ってあると、再生紙として出すとき剥がすのが手間になる」とのご意見をいただきました。また私たちの「石油製品をあまり使わないようにしよう」という考えもあり、なるべく使わないでみようと、先週よりあまり使わなくしてあります。しかしながら何かご不便に感じる事がありましたらメールなり電話FAXなりで是非お知らせくださると幸いです。ではお体に気をつけてお過ごし下さい。