まったり~村お便り No.53   2月第2週目

2007年2月9日
立春も過ぎました。今年は暖冬のためか、こちらでも梅がチラホラ咲き始め、早くも野菜たちも花芽がつき始めましてきてるものもあります。いよいよ来週から、本年度の野菜作りが始まります。まず踏み込み温床作りです。これは、山から枯葉を集めてきて、枠の中にいれます、その上にコッコちゃんの糞、米ぬかを乗せ、水をかけ、ぎゅうぎゅう踏んでいきます。この層を10cmくらいとし、何層も繰り返し踏み込んでいき50cmくらいまで積み上げていきます。そして3日くらい経ちますと、発酵して暖かくなってきます。この上で苗を育てます。まずは、ブロッコリー、キャベツ、レタスの苗をはじめに育てます。なぜ、踏み込み温床を作るかと言うと、苗を作ってから畑に植えた方が、直播より失敗が少ない、また、大きくなってから植えるので雑草に負けづらくなるからです。昔の人の知恵は凄いですね。大根、人参などの根菜類は植え替えできないので踏み込み温床では苗を作らず畑に直接撒きます。
さて、今回のお野菜は、一口ジャガイモ、人参、長ネギ、聖護院大根、正月菜、冬菜、すぐり菜、水菜、チンゲン菜、小カブ、渥美カブです。一口ジャガイモは皮をむかずそのまま使えるので栄養が逃げないような気がします。聖護院大根は肉質がきめ細かで柔らかいので煮物や漬物によいようです。おでんや鳥と一緒に煮込むと身体もほかほかです。小松菜のようで葉が少し丸みを帯びているのが正月菜です。おひたし、汁の実、煮物など、小松菜と同じように召し上がれます。大根葉のようなものはすぐり菜で、胡麻和えやおひたし、汁の実など。うすい緑の葉は冬菜で、比較的あっさりした味わいですので、レタス代わりのサラダや白菜のように浅漬けなどでもおいしいです。葉物ばかりで心配していましたが、おひたしなどにするとあっという間になくなってしまうので、一日一回おひたしや味噌汁、お漬物などで飽きずに食べてみてください。新聞紙に包んで暖かくならない所においておくだけで結構日持ちがします。カブは人参と一緒にいちょう切りし、塩とオリーブオイル、酢、梅酢を軽くかけてカブの葉と一緒に混ぜて食べると、カブと人参が果物のように甘く感じておいしく食べています。渥美カブは葉と共に辛味があるのですって大根おろしのように食べたり、塩漬けにするといいかもしれません。お客様より「包んである新聞紙にセロファンテープが貼ってあると、再生紙として出すとき剥がすのが手間になる」とのご意見をいただきました。また私たちの「石油製品をあまり使わないようにしよう」という考えもあり、なるべく使わないでみようと、先週よりあまり使わなくしてあります。しかしながら何かご不便に感じる事がありましたらメールなり電話FAXなりで是非お知らせくださると幸いです。質問、疑問などもお気軽にどうぞ。ではお体に気をつけてお過ごし下さい。