まったり~村お便り      No.57

2007年2月16日
いやー暖かいですね。今日野菜の集荷をしながら、春のように感じます。しかし、3月頃また急に寒くなったりするようですので、注意は必要です。さて、家の畑の周りの山で間伐作業が始まりました。間伐とは、植林した杉やヒノキを間引く作業です。最近は外国の安い輸入材に押され、間伐しても国産材は売れないので、間伐せずに放置してる山も沢山あります。しかし、そうなると山は暗くなり、地面には草も生えなくなり、水が土にしみこまず表面を流れ、保水性がなくなります、川の水も急激に増加し危険です。また針葉樹は根が浅いので土砂崩れになりやすくなると悪循環を起こします。都会にいると木を切ることは悪い事だ自然破壊だと思われる方もいると思いますが、植林されつくされてしまった日本の山は、逆に切らないと危険なのです。野菜も密植してるとひょろひょろと伸び、不健康で病気になりやすかったり、虫にもやられやすくなります。その為に間引きをします。植林の山も同じで間引きが必要です。それ以外の無用な木の伐採は私も反対です。里山で山や林に入ってみれば一目瞭然です。人が手入れしてる山としていない山、手入れしていない山は、暗くじめじめして、山肌が見え、ひょろひょろした笹なども生えて、人が歩くのも困難な状態です。一度、こちらに来て体験してみて下さい。私も最近里山を保全しようと、近くの雑木林の手入れを始めました。
間伐されている植林

さて、今回のお野菜は、ジャガイモ、人参、長ネギ、九条ネギ(短い)、ビタミン大根、青首大根、水菜、チンゲン菜、小松菜、たあ菜、紅菜苔です。ジャガイモは皮まで安心して召し上がれます。中身をポテトサラダなどに、厚めにむいた皮の使える部分はフライなどにすると2度楽しめますね。ネギは2種類入れました。タア菜(ひらべったい葉物です)やチンゲン菜などの中国野菜は炒めたりスープにしたり。油と塩を入れたお湯でゆがいてもよいようですね。冬場にとれるのは葉物ばかりで心配していますが、おひたしなどにするとあっという間になくなってしまうので、一日一回(でも二回でも)おひたしや味噌汁、お漬物などで飽きずに食べてみてください。新聞紙に包んで暖かくならない所においておくだけで結構日持ちがします。お客様より「包んである新聞紙にセロファンテープが貼ってあると、再生紙として出すとき剥がすのが手間になる」とのご意見をいただきました。また私たちの「石油製品をあまり使わないようにしよう」という考えもあり、なるべく使わないでみようと、あまり使わなくしてあります。しかしながら何かご不便に感じる事がありましたらメールなり電話FAXなりで是非お知らせくださると幸いです。質問、疑問などもお気軽にどうぞ。こんな食べ方もあるよ!など教えていただけると幸いです。ではお体に気をつけてお過ごし下さい。
伐採した笹を食べる鶏たち
伐採した笹を食べる鶏たち