自然と寄り添う

踏み込み温床も終わり、今日はゆっくり出来るかと思いきや、薪ストーブの薪が手に入るという情報を頂き、さっそく拾いに行きました。
間伐した木が積み重なっていて、結構丘の上です。車が入らないので丘を登って木を肩に乗せ降ろしていきます。二人でなん往復もして軽トラの荷台に積みました。
昔、家の大黒柱を山から下ろすときは、雪の積もった日などに滑らせながら降ろしたそうです。
また、稲の脱穀や風選の作業、踏み込み温床作りなどをやっていて思ったことは、昔の人は、道具と人力だけで仕事をしていたわけではなく、自然を味方につけて作業を合理的にやっていたのではないかということです。風の具合や空気の湿り気、天候など、作業に適した時にその作業をやることで、風を味方につけたり、水遣りを少なくしたり、など、人力が少なく出来る方法を自ずと選んでいたような気がします。自分の都合に合わせるのではなく、環境と息を合わせながら生活を営んでいたのかなあと思いました。
ともあれ、広葉樹の木をたくさん得ることが出来て、教えてくださった方に感謝です。桜の木も結構あったので、なめこを植えてみたいです。
今日はその後近くの有機農業者や陶芸家、ガラス作家の方たちの集まりで、おいしいキウイ&ブドウ農園のお宅へお邪魔しました。
昔は身近な人と人との付き合いが多く、それによって気遣いが産まれ、健全な社会ができていた、と言っていました。
視野を自分だけではなく、周囲の人に向けることは、自然環境と息を合わせるのと同じで、物事をすんなり素直な方向へ進ませる理なのかなと思いました。
色々な人達とお会いできて、少しづつ、こちらで根をのばしていけそうです。春ですね!!