おからサイレージ作り

本日は鶏用の保存食作り。こちらも「ぼかし作り」に続いて菌さまの力を借りてつくります。
ここから40分あまり、茨城県産もしくは国内産の大豆を使って豆腐を作っているところからおからをいただきます。
そのおからに、米ぬかと水分調整のため籾殻を入れ、程よい水分になるよう混ぜて、ドラム缶に入れて踏み押します。それを繰り返し、いっぱいになったら蓋をして終了。2週間から1ヶ月くらいで使えるようになります。
おからは乳酸発酵にはとても適した材料だそうです。
出来上がるととてもいいにおいで、えさにあげるときは麦や魚粉と混ぜるのですが、混ぜるとさらにいいにおい。香ばしいパンのような香りがします。
また、日によって、おからの状態によっても微妙に香りが変化します。えさがおいしそうなときは持って行っていろんな人にかいでもらいたいくらい。そんなときは卵もしっかりとしたかわいらしい卵ちゃんが産まれます。発酵飼料をいかに安定しておいしく作るかが現時点でのえさ作りの一番のポイントです。
これは前回作ったときの様子です。
070717-DSCF0038.jpg

070717-DSCF0037.jpg

これはいまいち水分量が多いような・・・。
ぼかしが好気性発酵なのに対し、サイレージは嫌気性発酵。
読んで字のごとく、酸素が好きな微生物が発酵してくれるのは好気性、酸素がなくても頑張ってくれる微生物が発酵するのが嫌気性だそうです。好気性発酵の代表的なのには堆肥があり、嫌気性ではお酒やお漬物があります。好気性発酵は外部から酸素を取り入れて有機物を分解しますが、その過程でかなりの熱が出て、雑菌などが死滅すると共に、有機物の栄養もかなり抜けていきます。嫌気性発酵だと使えるエネルギーが限られているため、温度はさして上がりませんが、栄養素が残った状態で発酵が終わるそうです。