ぼかし作り

ぼかしとは、有機質肥料を菌などの力を借りて発酵させたものです。即効性と持続性があるので、堆肥代わりに畑にすきこんだり、まったり~村では主に追肥として使っています。
いつも卵販売をさせていただいている珈琲香坊さんから、コーヒーかすをいただいています。そのコーヒーかすと、米ぬか、鶏糞、卵の殻(こちらも珈琲香坊さんとさかな屋さんからいただいています)などを材料に、ぼかしを作ってみました。
コーヒーかすは炭のように小さい多くの穴を持っているため(多孔質)水分を貯えることができたり、粒状なので通気性が良くなるなどの改善効果があるといわれています。生での使用は作物にはあまりよくないようなので、まったり~村では発酵させて使います。
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コーヒーぼかしの使用は今回が初めてなので、さて、使った作物はどういう味がするのでしょうか。出来上がったさらさらのぼかしからは、黒土のような匂いがします。
田んぼにコーヒーぼかしを入れている農家さんは、土質が変わり、「甘くておいしい」お米がとれているそうです。
注:写真は材料だけを混ぜているところ。この後、水を入れて握ると固まり、つつくとぽろりと崩れるような水分量にし、むしろをかけておきます。その後1週間から10日くらい、毎日スコップでかき混ぜます。そうしないと熱が出て、60度以上になると微生物が死んで肥料効果が薄れるといわれています。1週間くらいして熱がおさまり、さらさらの状態になったらできあがり。