まったり~村お便りNo.91           2007年9月4日

 早いもので、ようやく梅雨があけたと思ったらもう9月です。こちら旧里美村では本格的な暑さが続いたのも2週間くらいで、残暑はどこへやら、あっという間に秋の訪れで涼しいくらいです。遅く植えた稲も、遅れて穂を出す品種ということも手伝って、ようやく穂を出し始めた頃にもう涼しくなってしまい、「こんなんじゃあ充分な実をつけないんじゃないか」と周りの農家さんからは心配されています。やはり「種をまく時期」というのは大切で、1週間2週間遅れただけで、収量に大きく影響してきます。自然相手だと、「適期」ということが目に見える形で現れてくるのでおもしろいですが、農業1、2年生の私達にとっては、まだ体の感覚が季節に追いついていないようです。野菜も少し天気が悪いと、成長も少し緩やかになり天気の良い日が続くと、あっという間に次から次へとなっていきます。鶏も、餌の配分をほんの一握り変えただけで、卵の状態が変わります。微かな変化が与える影響に驚くと同時に、人間も気づいていないだけで、いろんなことに影響を受けてどこかしら変化しているんだろうなあと思いました。
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穂が出る前の田んぼで。(合鴨が顔を出しています)
さて、今回のお野菜は、ゴーヤ(ニガウリ)、黒秀ナス、水ナス(2本)、ししとう、つるむらさき、ピーマン、トマト、シソ、モロヘイヤです。ゴーヤは塩もみにして鰹節と醤油で召し上がったり、豚肉、豆腐や卵といためてゴーヤチャンプルでしょうか。今年のゴーヤは生が一番美味しいようで、フルーティーな味がしませんか?種と綿をとって味噌漬けも美味しいです。1年前に漬けた味噌漬けはお酒の香りがします。ナスは蒸しナスが一番好きですが、炒めたり揚げたり。カレーに入れたり、スープに入れたりと楽しめます。水ナスは漬物に適しているようです。塩とミョウバンで揉んでつけるととてもきれいな色になるそうですが、家では塩のみで漬けています。ピーマンはオリーブオイルとワインビネガー同量を混ぜ塩を少しいれたところに、じっくり焼いたピーマンをつけるとたくさん食べれると実家の母より。じっくり焼いて塩だけでも。ししとう、ピーマンと、醤油と鰹節で煮びたしにしてもおいしいとか。つるむらさきはインド原産で「インドのほうれん草」とも呼ばれています。生命力が旺盛で、たんぱく質や脂肪の消化を助けるそうです。おひたし、味噌汁、炒め物などほうれん草に合う料理に使ってみて下さい。茎の部分を斜めに薄切りにして、同じように切ったナスや玉ねぎといためてカレー粉で味をつけたら美味しかったです。にんにくとシンプルに炒めても美味しいようです。トマトは、大玉、中玉、小玉、超小玉など、混ぜて入れてあります。「野性味あふれる味!」と友人から好評いただいたのは、一番小さいマイクロミニトマトです。一番元気に育っています。モロヘイヤもおひたし、味噌汁に合いますが、細かく切って昆布とシイタケだしのスープにいれ、醤油とごま油で味付けたら美味しかったです。だしにとった昆布とシイタケもみじん切りにしてスープに入れます。また、細かく切って小麦粉と水、塩を混ぜたところへ入れ、フライパンで焼いたらちぢみ風。少しの粘りがいい感じでした。
こちらはあっという間に涼しくなって来ました。皆様もお体ご自愛のほど、今後もどうぞよろしくお願いいたします。お勧めレシピ等ありましたらお知らせください。ご意見、ご感想もお待ちしております!!