日本有機農業研究会 茨城県での集まり

1月24日~25日、茨城県の旧八郷町にて、日本有機農業研究会 茨城地区の会員集会が開かれた。私たちは会員ではないものの、昨年も集まりに参加させていただいたためか、案内が送られてきたので、早速行ってみた。
まずは魚住さんの農園にて畑と踏み込み温床、平飼養鶏、ジャガイモやサツマイモ、麦などの保管場所などを見学。
畑ではキャベツ、ブロッコリー、長ネギ、人参、麦などを見学した。キャベツなど高温で虫にやられても地力があればまた復活するだけの力を作物は持っているらしく、見事に復活したキャベツを見せてもらった。また、ジャガイモの後に無肥料で人参を蒔くと調子が良いらしい。麦はばら撒き後に機械でかき混ぜる。麦のおかない事で雑草を抑えている。
その後、県立洗心館という施設に移動し、種苗交換会。
丁寧に自家採取された種を皆で持ち寄り交換する。われらまったり~村では固定主の自家採取が少なかった事、種の品質に自信がもてなかった事などからくろもちとうきびのみを持ち寄ったが、不耕起栽培(畑を機械などで耕さない)に変えている以上、今後はもっときちんと種の管理が出来るようになりたい。種の説明については仲間のブログを参考にしていただけると良くわかると思います。→軍兵六農園
次に「有機農業促進法」について各方面からの報告がありました。また、「有機農業推進法」を受けて、「有機農業推進フォーラム(交流する場)」が茨城県で発足され、そのための意見交換、どのようにして有機農業を推進していきたいかなどが話し合われました。「有機農業推進フォーラム」とは「地域の多様な人々が交流と意見交換をし、有機農業を推進し地域に広める場」とのこと。詳しい情報が入り次第、可能であればこちらのブログにてご紹介いたします。
その後は交流会です。
こちらが一番印象に残りました。
自己紹介などでは想像できなかったほど奥深い人たち、掘り下げて聞けば聞くほど「食」や「農」を超えて、しかしながらもちろんそこを基本に、人としての生き方、社会などを幅広く見据えている多くの人たちを触れ合う事が出来、また、それを具現化するときの夫婦をはじめとした人間関係のあり方などを感じる事が出来、とても有意義な時間をすごす事が出来ました。
翌日は前夜話を聞く事が出来たI農園を訪れる事が出来、その農園とセルフビルドの家にみなぎる温かさと情熱を全身に浴びて帰ってきました。
自分たちの農園の目指すものが、ふたたび明るく見えてきたのと同時に、同士の存在を知る事によって、とても力強い気持ちに包まれました。自分たちの生活と社会とのかかわり、その両軸を共にバランスよく進めて行きたいと思います。