まったり~村お便りNo.112            2008年2月12日

いかがお過ごしでしょうか。野菜便をお休みさせていただいてから早10日余、立春を過ぎてからは雪と雨が降ったりやんだり、冬場の乾燥を潤してくれている日々が続いています。凍った大地が徐々に溶け出して、暖かな春に備えているのでしょうか。
さて、こちらまったり~村では、野菜の出荷をお休みして日々何をしているかというと、コッコちゃんの餌やりと卵配達などはもちろんのこと、ハウス内の片付けや道具棚作り、落ち葉集め、踏み込み温床(寒い時期に苗を育てるために、落ち葉や鶏糞などを発酵させてその熱で苗を育てるためのもの)作り、先日は裏山から間伐材を運んできてそれと竹を利用したぶどう棚を、手伝いに来てくれた友人と共に作りました。昨年杉林が伐採されたときに、使わないような細い木が林に倒されたまま放置されていたので地主さんに使ってもいいかと聞いたところ快諾していただき、その木を使っての棚作りです。まず、林から木を運び出します。以外に軽く、一人で転がしたり引っ張ったりしながら楽に運び出せました。次になたを使っての皮むきです。けばけばの皮をむくと白くすべすべした樹皮が顔を出します。土に埋める部分は腐りやすいとの事で、その場で杉っ葉を集めて火をおこし、その火で下から50cmくらいまでと切り口をいぶして表面を炭状にします。組み合わさる部分にはほぞをきり、ぶどう棚の位置まで運んで、組み立てます。近くの竹やぶから竹を切り出し、杉の木で出来た枠組みの上に、ぶどうが絡みやすいように格子を作っていきます。格子をのせるときに釘を使うか、紐で縛るか、意見が分かれました。穴を開けて釘を使っても、竹が割ることがありそこから腐っていきます。また、竹も老化してつけ変える時に釘だと大地に還りません。麻紐だと緩んで切れたり、場所がずれます。両者の意見を取り入れ、釘の部分と、紐の部分、釘を補強する形で釘と紐の両方を使う部分と、場所に応じて(または比較のため実験)使い分けました。紐も一箇所では弱いですが、多くの場所を押さえると意外に強く、なかなか緩んだり切れたりしないようです。結び方も伝統的な結び方があるのでしょうが、わからないので、独自の縛りをしていきましたが、お互い、こうするときつく縛れる、など、色々改良して、3人で2日かけて作り上げました。ん~、なんとか立派ないでたちです。しかしながら、昨年11月に頂いてきたぶどうの根っこから出ていた芽は、冬を越して、枯れてしまっているような・・・。暖かくなればまた出てくる事でしょう!!または、かぼちゃでも這わせましょうか。。。
その友人の帰る日は薪ストーブの火を使って大豆を弱火で炒ってきな粉にしたり、乾燥させたくろもちとうきびというとうもろこしをコトコトゆでてもちもちした食感を味わったり、残りご飯でおやきを作ったりと、色々冬の楽しみ方を教えて貰いました。
暖かな春に備えて固まった体もほぐしながら、野菜作りもがんばって行きたいと思います。
では、皆様もお体に気をつけてお過ごしください。
ご意見、ご感想など、お待ちしております。