まったり~村通信 No.119 6月13日

                        
寒空が続いたと思えば今日は快晴!暖かです。
さて、ようやく先日の日曜日に、まったり~村最期の田んぼの田植えが終わりました。今年の田植えは壮絶でした!何がといえば、人人人。小川のある7畝の田んぼには総勢60人以上の人が集まりました。前日から友人達13名、耕さない田んぼの最期の草取りを「田車」という昔ながらの道具を使って皆で体験。その後、お年を召してあまり卵を産まなくなったコッコちゃんと、近所の方から頂いた合鴨を、皆で締め、命を頂く経験をしていただき、そのお肉とまったり~村お野菜でポトフを作り夕飯です。(じゃがいもは去年の掘り残しを皆で発掘)
日曜日当日は埼玉県蕨市にある畑を体験する親子たちが総勢44人、弁当持参で田んぼ体験に来ました。皆田植えは初めての方ばかり。小さい子供も多かったですが、皆、はだしでゆっくり丁寧に苗を一本づつ田んぼに植えていきました。東京時代の友人がNPO法人オリザネットという団体名で「田んぼの学校」を埼玉県越谷市でやっています。そこでは「田んぼは単に人間の食べ物を生産するための場所ではなく、生き物の生態系を豊にする場所でもある。」ということをみんなで直接田んぼに接してもらって、その中の生き物に触れて実感してもらっています。今回体験にみえたのは、その方達の紹介です。まったり~村の生き物いっぱいの田んぼをとても気に入ってくれて村長さんも嬉しさひとしお。1時頃から始めて4時くらいには終わりました。
 
皆さん、とても楽しそうでした。子供達は冷えるといけないのでその後、近くの温泉へ。また、稲刈りなどの時にも来てくれるそうです。植えたのは古代米で、黒米と緑米。黒米の花が黒くてきれいなので、その頃にも花を見に来てくれるかな。今年は収穫したわらを「わらぼっち」というわらの山にして田んぼで保管する予定です。私達も藁ボッチ作りは初めてで今からワクワクしています。


●●●本日のお野菜セット●●●
ちょっと出来すぎのもあれば丁度食べごろのものも。みんなまとめて出しちゃいます!虫さんもいらっしゃるかもしれませんので、よおく洗ってお召し上がりくださいね。
大阪高菜 赤いたか菜です。辛味と風味があるので、からし菜のようにさっと熱湯で湯がいてから塩もみ漬物にしたり、煮浸し、炒め物など。
アートグリーンちりめん菜 炒めたり汁の実、おしたしなど。くせのない青菜です。ぎざぎざの葉っぱです。
紫ケール キャベツの仲間です。炒めたり茹でたり、キャベツのように食べられます。茎が紫色をしています。
水菜 汁の実、鍋、おしたしなどに。
おかのり ふきのような形です。茹でて刻んでたたいくとぬめりが出ます。そのままおしたしでも。あぶっておにぎりに巻いて食べました。
ビタミン菜 小松菜のように食べれます。
キャベツ 初出荷です。虫さんがいたらごめんなさい。
サニーレタス(赤) 赤ちりめんしゃともいいます。昔の人は塩もみしてアクを絞り漬物風に食べたそうです。
コスレタス(緑) 肉厚で歯ごたえのよさが特徴だそうです。
スナップえんどう 端と筋だけおとして、そのまま塩コショウで炒めるのがお勧め。一緒に卵や、玉ねぎ、豚肉など入れてもいいですね。茹でていただいても。
グリーンピース 中のお豆を豆ご飯にしたりお使いください。
今年はお天気の日が少なく、一般的に果菜類(ナス、トマト、きゅうりなど)の成長が遅いようです。雨も多く、周りの農家サンでは水がたまりすぎて根ぐされなどがあるそうですが、今年のまったり~村の野菜はレタスやキャベツなど、去年と比べて下側が溶けることが少なく感じます。不耕起(畑を耕さない)のおかげ、はたまた牛糞堆肥を使わなくなったからか。味は甘くない?と思いきや、後味にいろんな味がしてさわやかです。しかしながら去年と比べるとちょっと固いかも。植える時期、収穫の時期を極めればもっとおいしくなることと思います。とろける野菜は体内でも同じような変化を起こすと聞いたことがありますが本当でしょうか。とろけずらいという点では不耕起、小肥料にしてよかった、と思うことができましたが、まだまだ改良の余地がたくさんあります。皆さまも何かお気づきの点がありましたらお知らせください。また、7月からクール便を予定しておりますが、早めにクール便をご希望の方はお知らせください。
クターっとなってしまったお野菜は、一度水に漬けてあげて元気になったら、ぬれた新聞紙などで包み、ビニルへ入れて冷蔵庫などで保存してあげてくださいね。ではお体に気をつけてお元気でお過ごしください。