まったり~村通信 No.150 平成20年2月3日

1月31日に、私たちの住んでいる旧里美村で“茨城有機農業研究会”の集まりがありました。
毎年一回行われており、いつもは茨城県の石岡市でやっているのですが、今年は、こちらでやることになりました。約70人くらい集まりました。結構、茨城は有機農業をやっている人が多いんです。
午前中が仲間3件の畑紹介、皆で畑を見てまわりました。それからは、種苗交換会、皆で自分で種を取った固定種を皆で持ち寄り交換します。現在販売している種のほとんどはF1といいかけ合わせの種です。もっと詳しく言うと、
「F1とは、一代雑種を意味する交配種のことである。これは人為的に開発されたものしても親とは違う性質になるなど、品種として一定しない。こうしたF1種子は、ハイブリッド種とも呼ばれ、「交配」、「F1」などと表示され売られている。
一方、在来品種とか伝統品種と呼ばれる種子は、長い年月をかけ環境に適応しながら、種として生き延びてきた。それらは、親から子へ品種として一定の特徴が受け渡され安定している。そこでこうした昔ながらの種子を、固定種と呼ぶこともある。
植物の生命は、芽→花→実→種→の繰り返しによって循環する。もしもこの循環が途絶えれば、その種は絶滅する。F1種は一代限りである。つまり、子孫が続かない循環しない種子なのである。」
http://ww4.enjoy.ne.jp/~macroway/currt/F1.htmlより
という事なんです。ですんで、皆で固定種を持ち寄り、種子を残しましょうという事で皆でやっています。なかなか、面白いし、野菜の幅も広がります。
夜は懇親会で仲間たちと飲み会です。
仲間がいっぱいいると、面白いし、いろいろな考えも聞けて、また、勇気付けられます。
しかし、有機農業がだけではなく、慣行農業もやっている人も年々少なくなっていっています
農業自体を若者がやっていけるような魅力あるものにしないと、いくら食糧自給率が減っているといっても、だめなんで、輸入品に頼らないで、食糧くらいは国産品でまかなえるようにしたいものですね。輸入が止まったらどうなるかと心配です。