5畝の田んぼの田植えが終わりました。
苗は家の前の水苗代です。(詳しくはこちら)
朝から苗とりをしていましたが、みなであ~だこ~だ、こうした方が早いのでは?など言いながらやっていると、いつもの師匠、アサ婆ちゃんが傘をさしながら通りかかり、
「苗とりやってんの?ど~れ」と見学。「そんなんじゃ大変だろう、昔はこうやったんだ」
!!待ってました!傘を置いて苗とり開始!
・・・は・や・い・・・
我らの5倍速くらいの速さで、まるで柔らかい土の雑草でもとるかのように、土の表面をなでるようにすいすいと根っこがびっしり生えた苗を苗代から取っていきます。
コツは水を土の表面より高くまで入れることだそうです。
「密集してまいた方がもっと早くとれんだ。でも薄くまいてあるから、しっかりしたいい苗ができとる」
「昔はカゴにいれてしょって田んぼまで持って行ったもんだ。」
「節にひげが生えてるのがモミ。生えてないのはヒエだ。」
「これは馬鹿苗だ(ひょろっと長いもの)。これは植えても良くねえ」
などなど。
また、苗を束ねて藁で結ぶ結び方も教えてもらいました。
!!すごい!!!
皆驚嘆して、教えてもらったように作業すると、すすむことすすむこと。
作業が潤滑にすすんでいきました。
その後、田植えです。
2年前は植えても植えても終わらなかった手植えの田んぼが、すいすい植えられていきます。
一つ一つの段取りを丁寧にやっていくと、次の作業がとてもはかどります。
また仲間と一緒だと、気持ちも楽しくできます。
黒米、緑米、赤米、無事植え終わりました!
どうもありがとうございました。
ちなみに、今回は2本植えです。
数えてみたところ、5畝の田んぼに9000本の苗が植えられました。
ということは、、、9000粒のお米を植えたことになります。
ご飯1膳が約3000粒。
ご飯3杯のお米を5畝の田んぼに植えて、有機農業で5畝3俵(一反10何俵の方もいますが)できるとしたら、ご飯1杯で1俵(60kg)できる計算になります。
ちなみに1日3合食べる人は(村長は3~4合くらい・・・)
1合150gなので3合450g
60kg÷450g=60000÷450=133
つまりご飯1杯のお米から、翌年の133日間のお米をつくることが出来るという事になるのでしょうか。1年間の食糧はご飯3杯!?
大雑把な計算なので、厳密にそうだとは言えませんが、ご飯3杯分のお米を残しておけば、翌年は生き延びることが出来るのかと、穀物の偉大さにちょっとびっくり。
そうそう、今年は粟、きびの種まきもしました。
お餅や雑穀ご飯、雑穀料理のいろいろなど、楽しみです!
大麦がそろそろ収穫時期。続いて小麦、菜種となっていきます。菜種は油を絞ってみようということです。はたしてどれくらいになるかな?
(K)