まったり~村通信No.187                    2010年1月12日

 遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
皆様にとってどのようなお正月でしたでしょうか?がんと冷え込んで、私達は暖かさのありがたさをよりいっそう感じた年明けでした。年末はご近所へのあいさつまわりが大晦日までかかってしまい、来年はもっと早くやろうと心したしだいです。ご近所では、神棚が立派に飾りつけられています。ごぼう締めと鏡餅、榊といっしょに松などが飾られています。鏡餅の下には「よろこんぶ」をかけて昆布がしかれ、みかんのかわりに「幸せをかき集める」といって柿を飾っている所も。お水は毎朝変えてお正月などはお酒をあげていました。お台所には「おくどさま」といって、かまどの神様が祭られ、やはりお水を毎朝差し上げるそうです。神棚にはお大黒様と恵比寿様が祭られていて、以前は恵比寿講という行事も行われていてご馳走がふるまわれたそうです。昔のご馳走だから、素材は素朴でも手のかかった料理たちがふるまわれたのだろうと、ひそかに憧れをもっていますが、振舞う方は大変で行事としてなくなってしまったのでしょう・・・。いただいた手打ちおそばを年越しそばに夕飯を食べました。東京で暮らしていた時にはたいして意識してみたいと思ったことも無い紅白歌合戦ですが、テレビの無い生活を送っていてたまにご近所で紅白にまつわるテレビを観たりすると、なぜか無性に観たくなって、今年は帰省の準備をしながらラジオで聞いていました。でも知っている歌手がほとんどいない!知っている歌手は毎年同じ歌を歌っている!様な気がして、ああ、観なくても良かったかなあと思いました。12時になってから、近所の神社へ初詣。地元の人が毎年順番で朝から用意をします。神社への道は暗くないように灯りがともされ、神社も飾られています。太い木が何本もくべられ、火が燃やされ、甘酒がふるまわれます。その後家に帰って寝ましたが、満月の月食があるということで、3時に起きて見ましたが、早すぎたようです。見られずにあきらめて寝て、朝起きてお雑煮をたべ、部落の集まりに出てから、主人の実家へ行き、翌日は私の実家へ、3日に以前お世話になっていた千葉の船橋でアイスクリームやさんをやっている酪農家の方の所へ挨拶に行って3日の夜に帰ってきました。年末忙しかったことと、久しぶりにご馳走を食べて胃腸が疲れてしまったのか、体調を崩して帰ってきてからは2日ほど休んでしまいました。ようやく復帰してこんにちにいたります。ことしはちょっと長めのお正月休暇をいただきましたが、色々考えることもでき、今年一年の充電をさせていただきました!
 今年は寅年ということで、虎の特性は「頼まれると断れない」だそうです。慈愛に満ちた年になるのではないかとひそかに思っています。私にはまだまだ修行が必要かと思われますが。また楽しみな1年が始まります。
(身体を崩している時には苦しみの一年に感じられたはずですが・・・)
今年もどうぞよろしくお願いいたします!!