豆の脱穀(インゲン豆・ささげ)

食べれるお豆になるまでの
遠い道のり その8?・・・(数えていない)(笑)

収穫した豆を十分乾燥させた後は「豆の脱穀」の作業です。
豆の脱穀とは、鞘から豆を取り出す作業のことです。

大豆や小豆はお豆専用の「脱穀機」というもので脱穀できるのですが、
インゲン豆などの粒が大きい豆は、脱穀機にかけると割れてしまう事もあって、
少量栽培のまったり~村では昔ながらの手作業の部分も多くあります。

まずは朝、さらに乾燥させて鞘をパリパリにするため、日向ぼっこ。
その間に鶏の餌やりや発送作業をすませます。

午後一番に、脱穀作業開始!
脱穀棒というものを使って、ネットに入れて叩いていきます。
(ネットに入れるのは、飛び散るのを防ぐため)

ばしばし。
あまり強くたたくと割れてしまう。
あまり弱くても鞘がはじけない。
微妙な力加減です。

こちらは白いんげん豆。
ネットの中で鞘が割れて外れていきます。
ネットごと上下に振ると下に豆が沈み、上にさやが浮かびます。

手で鞘を取ります。
たまにまだ豆が外れていない鞘があるので、手でごしごし外していきます。

少しづつ、何回にも分けてやっていきます。

その後「唐箕」という機械にかけます。
上から入れて、少しづつ落としていきますが、
中で扇風機のように羽が回っているので、
軽いものはネットをかけている口から飛んで行って、
重い物は樽の中に落ちる仕組みです。
かつては木製で、手動で羽を回していましたが、
こちらは電動機械です。

こちらは「里川豆」というインゲン豆です!

ごみを飛ばして、終わりかと思いきや、
今度は選別機にかけて、かけたものや虫食いをはじきます。
その後、人力の手選別。

本日は、お茶菓子豆、白いんげん豆、里川豆、クロササゲの脱穀、唐箕かけが終わりました!