まったり~村お便りNo.94           2007年9月25日

 家の周りで、この連休で家族、親戚総出で稲刈りをしていました。マッタリ~村の稲刈りは10月後半かな?
しかし、最近は肌寒くなってきて、長袖を箪笥から引っ張り出して作業をするようになってきました。種まきも来月で終わりです。その後は、野菜の世話、貯蔵、稲の刈り取り脱穀等の畑仕事はまだまだありますが、何か秋になってくると気が抜けると言うか、紅葉が目に浮かび、何かくつろぎモードになって、山など意味もなくホケーと歩きたくなってしまいます。それか動物本来の冬篭り体制に身体が向かって行って山が恋しくなるのでしょうか。畑仕事が一段落してくれば、今度は、途中で終わっている、物置作りや、家の前の鶏小屋直し、鶏放し飼い柵作り、機械置き場、来年用のかぼちゃ、マメ、ウリなどのツル有り植物様の棚作り、畑の中に休憩場作り、それから秘密の屋根裏部屋作りなど、建築的な作業が沢山待ち構えています。百姓を始める前は、建設関係の仕事をしていたので、建物を作る作業は大好きなので、冬のこの時期が待ち遠しいと言う事もあるのかな?(HIRO)
さて、今回のお野菜は、黒秀ナス、水ナス、ゴーヤ、三尺ささげ、いんげん、ししとう、ピーマン、赤唐辛子(大、小)、つるむらさき、モロヘイヤ、ニラ、トマト、穂シソ、長ねぎ、じゃがいもです。皮を剥いて、中だけ蒸し、醤油や塩で味をととのえただし汁につけて冷蔵庫で冷やすといつもと違った食感が楽しめます。剥いた皮は油で炒めて酒・醤油・唐辛子等で味をつけ、きんぴら風にします。ゴーヤは薄くスライスして軽く塩もみし、お豆腐や赤ピーマン、キュウリなどを入れてサラダにしたり、炒め物にどうぞ。三尺ささげの一番美味しい食べ方は素揚げです。インゲンも茹でておひたしが一番風味が味わえます。赤唐辛子、辛いです。乾燥させると日持ちします。また、唐辛子味噌といって、みじんぎりにして、同じくみじん切りにしたシソと一緒に油で炒め、砂糖と味噌をいれて混ぜると、常備菜として重宝します。何もないときのご飯のおかずにぴったりです。つるむらさきはまだまだ元気ではありますが、勢い良く伸びていたものが、数が減ってきています。村長の実家では窓の日よけに植えていたと言うほど生命力と繁殖力があります。インド原産で「インドのほうれん草」とも呼ばれています。おひたし、味噌汁、炒め物などほうれん草に合う料理に使ってみて下さい。茎の部分を斜めに薄切りにして、同じように切ったナスや玉ねぎといためてカレー粉で味をつけたり、にんにくと塩でシンプルに炒めても美味しいようです。おひたしには、辛子とマヨネーズを混ぜ、酢と少量の醤油を混ぜたソースで食べるとたくさん食べられます。葉を天ぷらにしても良いようです。モロヘイヤはやはり味噌汁、おひたしが定番ですが、小麦粉と水、塩を混ぜたところへ細かく切ったモロヘイヤを入れて、フライパンで焼いたらちぢみ風。さっと茹でて、細かく刻んでから小分けにして冷凍にしておき、ソーメンや味噌汁を食べる直前に入れるとトロトロ感が味わえると、村長実家より教えていただきました!便秘の方にもお勧めだそうです。今秋初出荷のニラはとりあえずおひたしでしょうか。トマトは、中玉、ミニ、超ミニトマトを混ぜて入れてあります。もともとの原産は乾燥地帯ということで、雨が多くなると大きいトマトはビニルなどの雨よけの下でないと上手くできません。その代わり、原種に近いのでしょうか、超ミニトマトはジャングルのように繁茂し、たわわに実をつけています。小さい粒ごと炒め物に使うと、口に入れて皮が弾けたときにジュワッと口に広がる甘い汁がたまりません。シソの実は、香りが凝縮されているので地元のおばちゃんはそのまま天ぷらなどにするそうです。また、熱湯でさっと湯がいてから水につけゴミをとり、塩または醤油で漬けるそうです。ジャガイモはメークインです。しっとりしているので煮崩れしません。皆様もなにかお勧めの保存食の作り方などありましたら教えてください。また、穂ジソが沢山ついてきましたので、余計に欲しい方がいましたらご連絡下さい。では、お体ご自愛のほど、今後もどうぞよろしくお願いいたします。