遅ればせながら!夏至に植えたもち米の稲を、先週水曜日ようやく刈り取り、はざ掛けも終了しました!!といっても5畝くらいの田んぼ(1畝約100平方メートルまたは30坪なので、500平方メートル、または150坪)の部分のみにもち米を植えていたので、コシヒカリと黒米・赤米の稲刈りはまだ残っているのですが・・・。通常は稲刈り後、2週間程度、お米がちょうど良く乾燥するまで天日干ししてから、稲穂から米粒をはずす「脱穀」という作業を行い、その米粒を精米所へ持っていって、まわりの硬い殻の部分、つまり「もみ」をすってもらって私たちが口にする玄米になります。玄米をすると胚芽の部分が残っている胚芽米になったり、真っ白な精白米になったりします。脱穀後に稲穂から米粒をはずした「わら」が、もみすり後には「籾殻」、精米後にはぬかみそなどに使う「ぬか」がでます。有機農業では、わらや籾殻やぬかも大事な資源です。わらは土の上にかぶせておいて雑草を押さえたり、土に栄養を与えてくれます。籾殻は炭にして畑の上に蒔いたり、(黒いため冬場などは土を暖めてくれますし、炭は穴がたくさんあって微生物の住処にもなります。)苗を作るときの苗土に混ぜて土を清浄に保ってくれます。ぬかは草を刈った後、畝に軽く振りかけておいてその上に刈った草を乗せておくと、やはり微生物がたくさん集まってきて、土がふかふかの状態になります。ぬかを振っておいた畑は寒い日に土を触っても、なぜかほんわり暖かいような気がします。また、まったり~村ではコッコちゃんたちの餌にも入れています。ミネラルたっぷりなので欠かせません。無駄なところがまったくない米なのです!また、稲穂でたまに見かける白いものは、「酵母」であると言われています。「天然酵母のパン」などといわれて天然酵母の元が売られていますが、自然界には普通に酵母が存在しています。トマトでもピーマンでも、洗わずつぶしてビンに入れ、水と少量の甘味を入れておけばぶくぶくと発酵を始め、天然酵母を培養することができます。途中サイダーのように飲んだり、パンつくりに利用したり。昔は味噌を作るとき、大豆を煮て、丸めて天井にわらでつって干していたそうです。そこに家に存在する菌が住み着き、味噌になったといわれています。脱線が多いですが、昔はわらやもみやぬかは農業以外でもたくさんの場面で使われていました。皆さんの知っている利用方法など、ありましたら教えていただけるとありがたいです!ちなみに、昔は「薄霜が張るころに稲刈りをした」といわれていますので、まだ遅いとはいえないようです。(村長さんに感化されえています。。。Kyoko)
さて、今回のお野菜は、ピーマン、ししとう、にら、いんげん、カブ、赤カブナ、福耳唐辛子(赤・青)、ミラノ大根、20日大根(赤と白。大根のオンパレード!!でもちっちゃいです。)、千成瓜、小松菜、そしてまったり~村川っぺりに現れたなめこです!!(現れたといってもきちんと木に菌を打っておいたものです。)忘れたころに現れ、村長さんはウホウホです。今日の夕飯はなめこ汁となめこのバター炒めとのリクエストでした。さっと湯通しして大根おろしとあわせておろしなめこや、なんとマーボー豆腐に入れてもおいしいそうです。こちらのおばあちゃんは、「きのこは何でも傘が開いているのがおいしいんだ」とのことで、なめこもそうらしいです。スーパーでは買えない原木開きなめこ、お試しください。カブも大きくなり、ようやくカブナの菜の字をとってカブとしてお出しできます。千成瓜は味噌汁でもいいですし、切って味噌やしょうゆに漬け込むだけで、とてもおいしい漬物ができます。水が上がってくるので、味噌もしょうゆも少量で大丈夫です。水が上がって、瓜がおいしそうに色づいたら食べごろです。20日大根の赤は下がぷっくらしているほうで、赤大根はまたまた小型の大根で、生食、浅漬けに適しています。ミラノ大根も通常の大根と同じように召し上がれます。(ミラノ大根のふろふき大根、というレシピも発見しました)
なにかお気づきの点、お勧めのレシピ、野菜に関するあれこれなどありましたらどうぞお知らせください。では、お体ご自愛のほど、今後もどうぞよろしくお願いいたします。
全粒粉、単品販売いたします!ご希望の方はお問い合わせください。もちろん農薬や化学肥料、除草剤等一切使用しておりません!!はるゆたかというパン用小麦(やや強力粉)の種で栽培しましたが、栽培状況(雨の量、土地の具合など)により、グルテン量は変化するそうで、中力粉程度としてお使いください。ふすまも入った状態ですのでビタミンも豊富です。ご注文いただいてからお届けまでに、ちょっとお時間かかります。