昨日、今日と、素敵な出会いがありました。
昨日は、「ナチュラルに気持ちよく暮らす本」に掲載させていただいたまったり~村の記事を見てくれた若いご夫婦が、「自分たちの目指すものです」といって、泊まりで農作業の手伝いに来てくれました。それぞれ北海道と福岡出身の方で、私たちも学ぶ事が多かったです。豆の棚を近くの農家さんを見学しながら参考にして作ってくれ、畑の草取りも手伝っていただきました。「雑誌は"虚"ですから。"実"を見せつけるか」という村長さんのお言葉に「イメージしていたとおりでした」(だっけ?)というありがたいお言葉をいただきました。未熟な我らに付き合っていただき、どうもありがとう。
今日は午前中は雨でした。そんな中、「まったり~村の小さなお店」で今後、取り扱わせていただく「国産菜種油」と「国産えごま油」の製造元「あぶら工房 協同製油」の方が、福島から商品を配達しに来て下さいました。
現在の油はほとんどが化学薬品を使って油を分離させて作っていること、さらには一度使った廃油を化学薬品によって色と匂いを消して新たな商品として販売しているなど、"食品の裏側"を聞くとともに、手絞り自然食油製造をはじめた経緯、搾油可能な農産物について、油粕について、地元浅川町の花火や名物でか天丼、バイオディーゼルについて、遺伝子組み換えについて、ヤギ搾乳についてなどなど、多岐にわたって色々なお話をゆっくりする事が出来ました。
バイオディーゼルについては、「私の油をそんなものに使うのはもったいない。これは使い切ることができる物だ」といっていました。確かに、安い油で天ぷらをした後、残った油の匂いをかぐと、一日で気持ちよくない匂いに変質しますが、こちらの油はそれがないように感じます。聞くと、酸化がしづらいこと、また質にコクがあるので何度でも使えるとのことでした。また、天ぷらにしてもしつこさが無く、食べた後もすっきり体に染み渡る感じです。
搾油可能な農産物は、ひまわり、とうもろこし、大豆、茶、椿、ゴマ、エゴマ、菜種、などなど。大豆は搾った後もタンパクが残っているため、それを原料にして醤油を作り、香りと味をつけて売っているものもあるそうです。原料に「脱脂大豆」とかかれています。茶、椿は殻を取るのが機械が必要。ゴマ、エゴマは水で洗って浮かんだ物をとる。以前、初めて作った農家の方が浮かんだ物は捨てて沈んだ物を見たら全部小石とか砂だったという泣きたくなるようなお話も。
ネット販売が多いそうですが、一度電話で話す、とおっしゃられていたそうです。
私も「顔の見える生産者」という言葉とともに、「顔の見える消費者」というつながりをもちたいと常に思っています。今回も、「油」を通して、協同製油さんとお知り合いになれてとてもよかったです。
雨が上がるとまぶしいほどの晴れ間。来て下さったご夫婦を駅まで送り、家に戻ると満開の星空とカエルの大合唱が迎えてくれました。(ついでに村長も。)