まったり~村通信No.189                    2010年1月26日

 最近、暖かですね。カチンカチンだった土がほこほこやわらかくなっています。不耕起の畑にははこべがみっしりと茂り、土を乾燥や霜から守ってくれています。開いている白菜からはつぼみが見え始め、春にはならないものの、しっかりと準備をしているのが伺えます。
 最近のまったり~村では、建築仕事、落ち葉さらい、材木運びがもっぱらの仕事です。農業や昔ながらの生活をするには、家の周りに家以上のスペースが必要なようです。大きなもの(もちやみそ用の大豆や鶏など)を煮るためのかまど、漬物やジャガイモなどの保存場所、薪置き場、薪にする前の木の置き場と切るための場所、米置き場、米をする場所、野菜や穀類・豆類などの乾燥場、藁の保存場所、野菜の出荷作業の場所、道具置き場、乾燥させる軒下、支柱に使う竹などを保管する軒下などなど。現在、北側の壁に沿う形で下屋を作っています。家の中の部屋のひとつは物置になっていて、色々なものがおかれているので、土間の下屋に置けるものはおいて、その部屋を事務が出来る部屋にしたいと思っています。3m強の屋根を出して、3方を壁で囲います。北側なので味噌や漬物を置くにはちょうど良いそうです。また、西向きにかまどを置いて、その隣に机を設置し、台所で作る以外の保存食などを作ります。結構広く、出来ていく様を見るとわくわくします。昨日は知り合いのところの落ち葉かきを手伝い、落ち葉をいただいてきました。家の前において、堆肥を作ったり、苗を作るときの熱を得る為の踏み込み温床を作ります。本当は畑の土がむき出しになって寒くないよう落ち葉を敷き詰めたい所ですが、寒さにあわせることによって病害虫の等が減ったりすることもあるので、まあ、おいおいやっていきます。製材をやっていた方が亡くなり、その木材を片付けなければならないと言うことで、今日は建築作業に必要な材を頂きに伺いました。色々な木があって、それぞれに特徴があり、おもしろいです。汚く見える木も、削ったりやすりをかけたりするととても美しく光りだしたりして、木の神秘に魅せられています。冬の間のいろいろな準備作業が一番どきどきして面白いかも知れません。


●本日のお野菜
★ 白菜 漬物、鍋など。虫に食われたところをむいていったらどんどんちいさくなってしまいました。。。
細長いたけのこ白菜は癖がありますが、煮崩れないため洋風や中華風のスープで煮込んだりしていただきます。
★ 人参 肥料を押さえることで、だんだんまったり~村の野菜は薬のような味になってきたような気がします。細かい髭のような根っこは「もうこれ以上育たないよ!子供でも作るか」といって養分を種へ回す準備です。ちびちゃんたちで失礼いたします。
★ 大根 穴に埋めて保存していたにも関わらずだいぶ寒さによる死と再生を繰り返してきたようです。甘みが出て煮ると味がしみやすいようです。ひどい「す」が入っている場合はご連絡ください。白は「方領」、煮物にむいています。青首は「源助大根」という品種で生にもおでんなどにも。 
★ 長ネギ 定植時期が遅れて小さいねぎですが、薬味などにどうぞ。
★ 大カブ・小カブ つけものや煮つけに。スライスして甘酢漬けなど・。寒さから身を守るため、皮がちょっと固くなってきているものもありますが、気になるようでしたらむいてくださいね!
★ キャベツ 肥料を控えたら軽く苦味が出てしまった気もしますが、煮込み料理にはホクホクした食感が
味わえ、汁に味わいを与えます。★切干大根 もしくは味噌汁に入れたり、もどして中華風サラダや炊き込みご飯、煮物に使ったり。やわらかめに仕上げてますのでお早めにお使いください!★梅干 あくは体内の毒素を出す!といわれあくぬきしなかったらちょっと渋いでしょうか?お茶漬けおにぎりなどに。
★ 大豆 夜にご飯と一緒に入れて朝炊くと大豆ご飯ができます。水の量はご飯の量にあわせて。