まったり~村通信No.190                    2010年2月2日

 2月に突入しました!3日は節分、4日は立春となりますが、本日里美村は今冬のうちで一番の雪降りです。積もりそうです。そして週間天気予報を見ると、この1週間は毎日零下7度くらいまでさがるようです。ちょっとホコホコしていた土がまたカチンカチンとなりそうです。知らぬ間に咲いていた梅の花はどうなることでしょう?
 まったり~村の下屋増築作業は、まだ続いています。大枠ができても細かい所にやはり時間がかかります。また、2人とも欲が出てしまい、「やっぱりここに窓が欲しい!」「扉にも窓が欲しい」「窓の開け方は・・・」「扉の開閉は・・・」「扉の持つ所は樫の木を使って・・・」「軒下に道具置き場も作ろう」などなどなど。夕飯後の村長さんは、薪ストーブの横で猫を膝湯たんぽ代わりにしながら、以前集めた色々な建築本を読み漁って翌日の作業の予習をし、、、ていると思いきや居眠りをこいています。うちは道路に面しているので車で通った時に見たのか、どこかに行く度に「あれ、何作ってんの?」などと色々な人が声をかけてくれて楽しいです。
 先週末は、「田舎で働き隊!!」という農水省だったかな?の事業で古民家の宿を切り盛りし、田舎体験などを行っているNPOで研修をしていた方が、任期が切れて東京に戻ると言うことで、お別れ会に行ってきました。そのNPOに関わる地元じっちゃんたちは、やはり色々なことを知っていて、ちょっと質問するとどんどん為になる情報が聞けて、すごいです。翌日は隣町で料理屋さんをやっている「さかな家」さんというところで持ち寄りの新年会。これまた色々な人が集まりました。地球の裏側の珈琲農園まで行って現地を見てくる珈琲屋さん、こだわりの豆腐屋さん、こうぞを育て紙漉きをして旧暦カレンダーを作っている人、アーチストさん、茅葺屋根にすんでいる若夫婦、救急隊員さんなどなど。なぜか薪好き者がやたら多く、薪ストーブと薪置き場の話で盛り上がっていました!?また、薪にする木の種類自慢など!?薪ボイラーで暖める200Lの給湯システムなど今度見学に行かせてもらう予定です。そうそう、家にある本に太陽光や糞尿の有効利用システムの作り方が載っていて、そういうものも随時作っていきたいなあと思っています。
 そういえば、まったり~村が山手線デビューします!というのも、県の事業か何かで県北をアピールしようと、60本くらいある山手線の1本(全車両)のつり革広告をすべて茨城県北部の人々の写真で埋め尽くそう、ということらしいです。写真の種類は9パターン。そのうちのどこかに、ヤギのヘーゼルの子ども、キャラとメル、おまけに私達が登場するらしいです。う~ん、楽しみなような怖いような・・・。
 こちらに住んでしばらくが経ちますが、こういうところの生活っていうのは、自分を隠せないなあと思いました。東京だったら家ややっている仕事などはさておいて、会う場所だけの自分でお付き合いが出来ますが、
こちらでは家も知られている、通るたびに見えるから様子もわかる、仕事や成果もなんとなく伝わる、食事会は持ち寄りなので個性もばれる。はじめは隠したがり屋の私は「やめて見ないで~」と理想の自分を見せたがっていたような気もしますが、繕う間もなく腕もなく化けの皮ははがれてゆき、最近は開き直り?になっているかもしれませんが、そんなお付き合いが出来ると言うことが、とても嬉しく感じています。昨日もこうじ屋さんのお母さんと漬物話や縫い物話などたわいも無い話をこたつに入りながらしていたのですが、そんな些細なことで、ちょっと下向きの気持ちの時もスキップな気分になるから人間の力って言うのは不思議なものです。最近思ったのですが、「同じ釜の飯を食べたもの同士」と言う言葉がありますが、「同じ畑の野菜を食べたもの同士」っていうのもすごいと思います!この間、大学の友人が何人か東京で集まり、うちの野菜の味の話になったそうで、酒のつまみ話には違いないのですが、そのくせ他の友人から注文がきたりして、ありがたいやら穴があったら入ってその上から土をかぶせてもらいたいやら、、、いつか、お会いしたことがない「同じ畑の野菜を食べたもの同士」の皆さんに会ってみたいなあなどと考えています。写真、歓迎します(^^)!とりとめがなくなりましたが、感謝しています。ありがとうございます。


●本日のお野菜
★ 白菜 漬物、鍋など。虫に食われたところをむいていったらどんどんちいさくなってしまいました。。。
細長いたけのこ白菜は癖がありますが、煮崩れないため洋風や中華風のスープで煮込んだりしていただきます。
★ 人参 肥料を押さえることで、だんだんまったり~村の野菜は薬のような味になってきたような気がします。細かい髭のような根っこは「もうこれ以上育たないよ!子供でも作るか」といって養分を種へ回す準備です。雪の下から掘った為、肩の方が凍っていますがご了承ください。
★ 大根 穴に埋めて保存していたにも関わらずだいぶ寒さによる死と再生を繰り返してきたようです。甘みが出て煮ると味がしみやすいようです。白は「方領」、煮物にむいています。青首は「源助大根」という品種で生にもおでんなどにも。 
★ 長ネギ 定植時期が遅れて小さいねぎですが、薬味などにどうぞ。
★ 小カブ つけものや煮つけに。スライスして甘酢漬けなど・。寒さから身を守るため、皮がちょっと固くなってきているものもありますが、気になるようでしたらむいてくださいね!
★ キャベツ 葉の先っぽが黒くなっているものもありますが、凍ったり解けたりを繰り返したり、小さい頃に虫に舐められたりした跡かと思われます。害はないそうですが、おいしくないのでその部分をちぎるなりしてお召し上がり頂けたらと思います。
★ きくいも 生命力が強く、糖尿病の人にお勧めと言われています。皮をむいて調理します。塩や味噌で漬物に、天ぷら、きんぴらゴボウやサラダに入れたり、肉じゃがのジャガイモの代わりにも使えます。茹でてゴマ味噌やねぎ味噌、味噌マヨネーズと和えてもいけます。
★ 黒豆もち いただいた丹波の黒豆とまったり~産もち米、塩だけで作りました。ご賞味ください。