引越し先の古民家に
格子で囲まれた怪しい部屋がある
大家さんの話によると
女中部屋だったとか
女中さんが逃げないようになのか
それとも夜這いされない為の部屋だったのかは定かではない
しかし、商売をやっていたのだから
お金を計算するためか、企業秘密を入れていたオフィスのような感じもする
真実はいかに
しかし、この部屋は北側に格子
東にごっつい鍵付き木戸があるため
日が入らないので、南側の押入れ?棚だった所をぶち抜き
風を通すようにし
畳をはがし、板をはり物置にする予定
昔の家は今の家と違い格段に収納スペースがないんですよ
そういえば、この家も築200年は経ってるとか、、、
天袋を掃除していたら
昔の教科書が出てきました
大正から昭和初期のものでした
興味をそそられたのは
“各種 葱及玉葱栽培法”大正元年発行
有機農家には最高なものでしょう
戦前はほとんどお百姓さんは有機農家ですからね
肥料の所を読むと
“普通一反歩に基肥として堆肥二百貫藁灰十貫人糞尿百貫を施し補肥としては人糞尿十荷を二回に分施すれば可なり。”
と書いてある。すばらしい!天然肥料!
一貫は3.75Kgです。一荷は約60Kgです。
人糞尿百貫というと375Kgと言うわけですよね
「一荷二桶十六貫(いっか ふたおけ じゅうろっかん)」と言われていたそうですから
肩に天秤で二つの桶をぶら下げて6往復ですかね
大変そうです
この本熟読せねば
もう一冊の“女子普通作法教科書”昭和二年四月一日第九版發行
読んで字のごとく作法の本ですが
お客さんに果物の出し方が書いてあるんですが
西瓜(すいか)“砂糖或いは鹽(塩)を少し掛けて進むること。”
と書いてあります。西瓜に砂糖!北海道では掛けると聞きましたが
また、赤茄子(トマト)も“砂糖又は鹽(塩)を少し掛けて進むること。”
今度やってみよう、鳳梨ってパイナップルの漢字だったんですね知らなかった
火鉢の出し方とか、いろいろ書いてあって勉強になりますと言うか
何も知らない自分が怖い、、、
(ひろ)