手仕事 聞いて、見て、やって、伝える シリーズ 2 熊手

近所の方で自分で熊手を毎年作っているという話を聞き
では、みんなでワークショップしましょう!
という事で、本日開催、しかし、講師の方の希望で
本当に熊手を必要としている方に対して教えたい、
竹切りなど普段からやっている方に絞りたいという事で
農作業、山や家の周りでハードに熊手を使うコアな地元衆が集まりました。(笑)

皆さんMY鉈、鋸持参です。

 

講師のFさん、熊手とどの竹の部分を使うかの説明

先ずは竹切り、真竹の3年物くらい、葉が落ちていない物を選び切り倒します

だいたい自分の身長くらいの高さに切り揃えます
先の細い部分は柄として使うのでこれも切り落とす
もしくは、細い竹を見つけ柄専用で切り倒す
場所を、金波寒月さんに移動し
爪を作っていきます

上の曲がった爪を作っていきます

竹を45cmの長さに切り鉈で爪の幅に割っていきます。

爪の幅を目安として割口に書いておく
割るときは根元は下にして
節をきれいに取り除きます

節の位置も計算し長さをそろえ、爪の先は面取りします

次に竹を曲げていきます、ホームセンターで売っているものは
炙って曲げてありますが、講師の方は15分~20分煮て曲げます
切ってその日のうちに加工していった方が良い

羽釜で曲げる部分だけ煮ています

柔らかくなってきたら、竹で作った曲機でぎゅーとU字になるくらい曲げます

それから、型に入れていきます。

なんと、この状態で1年影干しします!
何とも壮大なワークショップです
しかし、こうして時間をかけてゆっくり乾燥させれば
曲がりが戻ることはないそうです。
柄も今から1年間影干しにしておきます。

1年後、各自乾燥させた柄や材料をもって集まり
柄をに組んでいく、2回目のワークショップが行われます。
1年越しのワークショップ、すごい
年配の方が多かったので何人来れるかという話で盛り上がってました。(笑)

色々勉強になりました。

またこの金波寒月さんのお庭が広い!庭木が紅葉していてすごく綺麗です

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